第二新卒の履歴書の書き方
「初めての転職で履歴書をどう書けばいいのかわからない」「何を履歴書でアピールすればいいの?」とお困りの第二新卒は必見! 人事担当者に「これは」と思わせる履歴書を書いて書類選考を突破しましょう。
第二新卒の履歴書サンプル
第二新卒向けといっても、基本は新卒採用やアルバイトの時に提出した履歴書と変わりません。しかしここで正しい履歴書作成のポイントを覚えておけば、企業から「できる」と思われる履歴書が作れるようになりますし、今後の転職でも応用が利きますので、この機会にマスターしておきましょう。
① 年齢はその日時点の満年齢を書きます。名前のふりがなは履歴書用紙に「フリガナ」とあればカタカナ、「ひらがな」とあれば平仮名で明記するのが一般的です。
② 履歴書に貼る写真は、直近3ヶ月以内のものでカラー写真を貼りましょう。スタジオで撮影した写真を使ったほうが、映りも良く好印象です。髪は整えてスーツ姿が基本。髪が長い人は結ぶかピンで止めてスッキリ見せましょう。写真の裏には油性マジックで名前を書き、ズレないように丁寧に貼ります。
③ 連絡先は日中連絡が取れる番号を書きましょう。家に固定電話がない場合は携帯電話の番号だけでも構いません。
④ 住所はマンション・アパートの名前・部屋番号まで書きます。
⑤ メールアドレスは日常でよく使っているアドレスを書きます。添付ファイルが送信される場合も考えて、携帯電話ではなくPCのアドレスを使いましょう。情報の安全性を守るためにも会社のアドレスを使うのは避けるべきです。転職活動用にフリーメールのアドレスを入手してもよいでしょう。
⑥ 経歴欄は上に学歴、下に職歴を、最後に「以上」と書いて結びます。留年や浪人の有無も人事はチェックしていますので、学歴は正確に書きましょう。
⑦ 職歴はアルバイトも含めて3か月以上勤務したものは全て正確に書きましょう。「株式会社」は「㈱」と略さず、社名も通称ではなく正式名称を書きます。所属部署も明記します。派遣社員の場合は派遣会社と派遣先を書きましょう。
⑧ 資格は応募職種で活かせそうなものに絞って書きましょう。業務に関係がないものや、中学生でも取れる程度の資格まで書く必要はありません。
以上までは一般的な履歴書の作成にもあてはまるルールですが、下記の⑨と⑩は第二新卒ならではポイントですので、細心の注意を払いたいところです。
⑨ 経験の少ない第二新卒の自己PRでは「書くべきことがない」と悩む人が多いようです。しかし、第二新卒は企業側から特別なスキル・経験を求められていません。それよりも入社への意欲や、今までの仕事で「設定した目標」や「目標をどう達成したのか」「特に工夫したこと」「その会社に入って何がしたいのか」などを書きましょう。具体的なエピソードや数字を加えると説得力が増します。
⑩ 若く経験に乏しい第二新卒の方が、待遇の希望を述べると人事に良い印象を与えない傾向があります。「貴社の規定に従います」と書いたほうがよいでしょう。時間や勤務地でどうしても譲れない希望がある場合は事情を正直に説明して、できる限り会社に合わせる姿勢も伝えましょう。
履歴書の記入は丁寧に!
「履歴書の提出から面接は始まっている」といわれます。履歴書を見る人事は「履歴書用紙が汚れていないか」「空欄や誤字脱字がないか」「字が丁寧に書けているか」などをチェックして応募者の人柄や応募意欲を判断します。一文字間違えた時も修正液を使って直すのではなく一から書き直しましょう。たった一枚の履歴書でも、人事にあなたを伝える大切なツールなのです。