キャリアアップに最適! 営業職におススメの資格5選
営業職の仕事に、必ずしも資格は必要とされません。しかし資格を持っておくことで仕事の幅が広がったり、転職時に高評価を得られたりすることは多く、キャリアアップにも大いに役立ちます。今回は、営業職におススメの資格を5つご紹介しましょう。
TOEIC
国内営業であれば、コミュニケーションの多くは日本語です。しかしグローバル展開する企業において、英語力は強い武器となりますし、海外企業との折衝や商談、あるいは海外出張など、英語力が活きるシーンは増えています。海外の情報にいち早くアクセスできるだけでも、周囲と差をつけることができます。
また転職時であれば、外資系企業への転職も可能になるので、キャリアの選択肢が広がります。営業職でも外資系企業では英語力必須とするケースが多く、活躍の場が広がるはずです。求められる英語力は、企業やポジション等によって異なりますが、TOEICスコアであればまず600以上を目指すと良いでしょう。
中小企業診断士
中小企業診断士は、コンサルタントとして独立する人も多い企業経営に関するスペシャリストです。営業職はクライアントの課題を把握し、自社の商品・サービスによっていかに解決できるのかを提案しますから、課題発見や解決への助言において、中小企業診断士の資格は大いに活かされるでしょう。
また転職においても企業から評価されやすい資格です。会社の経営状況を正しく知ることは営業戦略を練るうえでも役立ちますし、経営幹部としてのキャリアも見つかるかもしれません。難易度の高い資格ではありますが、取得を目指す価値はあります。
日商簿記
主に経理職などで求められる資格ですが、営業職にとってもお金の知識は大切です。日商簿記によって企業におけるお金の流れや仕組みを知ることは、周囲からの評価にも繋がるでしょう。製品単価の策定や数値目標の設定など、営業戦略上でも活かされる資格です。日商簿記1級の取得は難関ですので、まずは2級の取得から目指すと良いでしょう。2級でも数字に強い営業職として高い評価を得られます。
ビジネス実務法務
ビジネス実務法務は、企業活動において基本的な法律知識を証明できる資格です。営業活動では企業とさまざまな契約を結びますが、法律知識を持っていることで商談相手からの信頼も得やすくなりますし、大きな商談時に頼られることも増えるでしょう。また製品・サービスの開発および提供においても法令遵守(コンプライアンス)は重要です。正しい法律知識に基づいて営業活動を行うことで、思わぬトラブルを避けやすくなります。
普通自動車運転免許
日常生活においても身近な普通自動車運転免許は、意外に軽視されがち。しかし全国に事業所を構える企業であれば、いつ転勤になるか分かりません。現在は車が不要でも、地方の営業所では社用車で外回りを行う場合もあります。実際、昇格のステップとして転勤を行う企業もあるので、営業職の求人には普通自動車運転免許を必須とするものが多く見られるでしょう。その意味で、普通自動車運転免許も確実に営業職にとってプラスになる資格と言えます。
社会人になるとまとまった時間が取りにくく、自動車学校に通いにくいという人もいるでしょうが、土曜・日曜や夏季休暇などを使って早いうちから取得しておくと有利です。
ここでご紹介した資格は、すべての営業職にとってプラスになる可能性の高い資格です。なお、この他にも以下のように特定業界で活かせる資格があります。
- ・人材業界:キャリアコンサルタント
- ・建築業界、不動産業界:宅地建物取引主任
- ・金融業界:証券アナリスト
- ・IT業界:ITパスポート など
企業によっては、資格取得を支援する制度を設けている場合もあります。特定資格に限定されているケースもありますが、一度人事部などに確認してみると良いかもしれません。名刺に資格名が書かれていると、営業先での信頼度も上がります。(ライター:ナレッジ・リンクス/三河賢文)