転職にも役立つ“自信あふれる話し方”の4つのコツ
いくら商品知識を身につけてトークスクリプトを用意しても、話し方が悪ければ、顧客の購買意欲を引き出すことはできません。特に重要なのは、ずばり「自信」。営業担当者が自信なさそうに商談していては、商品・サービスも魅力的と感じてもらえないでしょう。これは営業のみならず、転職時の面接も同様です。ここで紹介するコツを意識しながら、自信があるように見える話し方を身につけてください。
- 落ち着いて話す
- 自分の言葉で語る
- 相手の目を見て話す
- ハキハキとした声・口調で話す
1. 落ち着いて話す
まくし立てるように早口で話すと、「この人は焦っているのか?」「何か不安があるのかな?」と受け取られてしまいます。また、営業においては、押し売りのように思われてしまうかもしれません。心を落ち着けて話すようにしましょう。ゆっくり話すと、相手も1つ1つの言葉を理解しやすくなるというメリットもありますし、話す側も「自分の意図は伝わっているかな?」と確認しながら会話を進めることができます。特に若手の営業職は早口になりがちなので、事前に営業のロールプレイングなどを通じて、自分の会話スピードが早くないか、同僚や先輩たちに確かめてもらいましょう。
2. 自分の言葉で語る
会社によっては、営業マニュアルが用意されていることがあるでしょう。あるいは転職でも、あらかじめ面接練習によって返答を考えている方は少なくありません。確かにマニュアルや想定質問集は心強い武器ではありますが、それに頼り過ぎてしまうと、通り一遍の受け答えしかできなくなってしまいますし、ライバルとの差別化もできません。しかしマニュアルに「自分の言葉」をプラスすることができれば、聞き手にも自信や熱意が伝わるようになります。
まずは自分なりに、取り扱う商品・サービスの魅力やメリットを考えてみましょう。あらかじめ用意されたものではなく、自分の頭で考え、自分の言葉で語れるようにすることが大切です。自分自身が好きなもの、魅力を感じられるものならば、自然と自信を持って相手にもそれを伝えられます。
3. 相手の目を見て話す
何かを伝えるときは、相手の目を見て話しましょう。基本中の基本ですが、常に実践できている人はなかなかいません。視線を逸らして話していると、あなたの発言内容も「嘘なのではないか?」と思われてしまうかもしれません。自信は言葉だけでなく、眼力にも表れるもの。強い眼差しは、それだけで強い自信を感じられます。どうしても目を見て話すのが苦手だという人は、相手の鼻に視線を合わせましょう。
4. ハキハキとした声・口調で話す
自信を込めてハキハキとした声で話すと、話の内容にまで自然と自信を感じられるものです。暗く小さな声よりも聞き取りやすくなりますから、聞き返されることも減ります。
また、「えーっと」、「あー…」「たぶん~~」などあいまいな口調も自信のなさの表れと受け止められてしまいます。こうした口調は、分からないことや即答しにくいことを質問されたときに発言しがちです。その場合は「申し訳ありません、私の勉強不足でございます。一度、社に持ち帰ってからお返事いたします」と返答しましょう。突っ込んだ質問に対してあいまいに返事するよりは、あとから明確に返答するほうが好印象です。
自信あふれる話し方のトレーニングは、日常生活でも行えます。家族・友達と話すときから、ここでご紹介したようなポイントを意識してみてください。より実践的なトレーニングが必要ならば、同僚や先輩とのロールプレイングも有効な手段です。自信あふれる話し方を身につければ、面接での好印象を与えられるはずです。(ライター:ナレッジ・リンクス/三河賢文)