営業職で年収1000万円を実現するのに必要な働き方
営業職の中には「年収1,000万円」を目指す方が少なくありません。実際、営業という仕事において、この年収を突破することは決して夢物語ではないでしょう。しかしそのためには、仕事への取り組みや環境選び、スキルアップなどが欠かせません。ここでは営業職が年収1,000万円を目指す上で知っておきたいポイントをご紹介しましょう。
まずは働く環境を選ぼう
営業職であれば、どのような業界・企業でも年収1,000万円を目指せるわけではありません。まずはその業界・企業で、個人が年収1000万円を達成できる可能性があるどうかを確認しましょう。具体的には、同じ営業職で年収1000万円(もしくはそれに近い年収)を実現している社員がいるかどうかが判断基準となります。
高年収を実現させている営業職が多い業界としては、例えば医療や金融系、外資系の大手IT企業、不動産などが代表的でしょう。医療業界には専門知識が必要という背景はありますが、例えばMRなどは未経験からでも募集がされています。ただし金融業界については、少し注意が必要です。保険や不動産などは取り扱う商品の価格が高いため、その分、営業職の給与も高くなる傾向があります。しかし、その多くは成果報酬的な要素が強く、まさに成果次第という状況です。そのため、安易に「金融系は給与水準が高いから」と転職すれば、いざ思ったように結果が出なかった際に公開する結果になりかねません。
もちろん、他業界でも年収1,000万円は不可能ではありません。特に歩合・インセンティブ制を設けている企業では、成果に応じて給与が上がっていきます。当然ながら相応の努力・結果が求められますが、高年収にフォーカスするならば1つの選択肢となるでしょう。
働くうえでの2つの心構え
高年収を実現させている営業職には、働き方にもいくつか共通項が見られます。ここでは、具体的に2つ取り上げて解説しておきましょう。
1. 周囲から協力を得られるような関係を築く
たとえ商談時は単独であっても、仕事は1人で完結するものではありません。事務や経理、法務、あるいは役員まで。高年収を得る営業職の多くは、社内外の人々から多面的に協力を得て仕事を進めているようです。自身の仕事をサポートしてもらうだけでなく、有益な情報を提供してもらったり、あるいは社内の確認・決裁等をスムーズに進めてもらったり。そのために、日ごろから良好な人間関係の構築を心がけているのです。また、もし何かのトラブルが起きたときにも、周囲の人に協力をお願いできればその後のリカバリーの安定感が大きくますでしょう。
2. 目標達成への意識を高く持つ
「年収1,000万円を達成したい」という言葉は、多くの方が口にしています。しかし実際に達成させる営業職は、常にその目標を強く意識し、日々の業務に取り組んでいるものです。漠然と「いつか達成できれば」と思っているのと、常に目標必達でそのために考え仕事しているのとでは、やはり成長速度が違ってくるでしょう。例えば営業トークを改善したり、資格取得など専門知識を学んだりと、前向きな自己研鑽にも繋がります。年間目標、月間目標、毎日の目標など、やるべきことを細かくブレイクダウンするので、行動を起こすのも早く、ダラダラと「とりあえずこれでいいや」で済ませることもありません。
高年収を目指すのであればマネジメントスキルを磨いて、プレイヤーから管理側にキャリアアップするのも良いでしょう。まずは、目指す目標に対してどのような手段があるのかを考えてみてください。そして目標を持ち続け、諦めず工夫を重ねながら取り組むことが大切です。(ライター:ナレッジ・リンクス/三河賢文)