営業職が転職を決断する4パターン
どれだけ頑張って働いていても、何かのタイミングで「もう転職しよう!」と考えてしまう瞬間はあるもの。では営業職の場合、どんなときに転職を決断するケースが多いのでしょうか。ここでは営業職が転職を決断する理由について、具体的に4つの代表的なパターンをご紹介します。
1. なかなか売上が伸びない
入社してしばらく経っても、なかなか売上が伸びない。特に自分なりの工夫を凝らしながら取り組んでいるにも関わらず、受注できない・売上が伸びないといった場合には、「営業職が合わない」「製品・サービスが合わない」などと感じがちです。すると他職種や別の業界に転職し、リスタートしたいと考えてしまいます。
2. 成果を出しても昇格・昇給がない
給与や待遇、あるいは役職というものは、働くうえで大きなモチベーションとなります。しかし成果をあげているにも関わらず給与が上がらなかったり、一向に役職に就ける見込みがなかったり。「それならば、ちゃんと自分を評価してくれる場所に移ろう」と考えるのは、当然かもしれません。同僚や上司と比べても高めの実績を上げている人ほど、こうした思いを抱きやすいと言えるでしょう。
3. 厳しいノルマのプレッシャーに押し潰されそう
会社から課されたノルマが厳しく、いくら営業活動を進めても達成の目処が立たない。あるいはなんとか達成しても、翌年、さらに翌年と、どんどんノルマが増えてしまう。こうした状況だと、転職を決断してしまう人が多いようです。特に上司から細かに達成状況をチェックされるような環境では、そのプレッシャーに押し潰されてしまうかもしれません。
ノルマは目標であり、むしろ「達成してやる!」とプラスに捉えられる方もいるでしょう。しかしそうではない場合、どこかで限界が訪れ、「もうダメだ、転職しよう」と決断する場合は多いようです。
4. 上司を尊敬できない
営業活動を行っている中では、上司から指示・注意を受けることがあるでしょう。しかし現場を退いて管理に注力する上司の場合、プレイヤーという立場から尊敬できず、「なぜこの人に指示されなければいけないのか」「現場を分かっていないくせに」など不満に感じることがあります。すると、「もっと尊敬できる人と仕事がしたい」といった考えが浮かんでくるでしょう。
もちろんこの他にも、人それぞれ多様な転職理由が存在します。しかし、中には共感できる理由があったという方もいるでしょう。営業という仕事の特性上、同じような悩み・不満を持つケースは多いはずです。(ライター:ナレッジ・リンクス/三河賢文)