新米ITエンジニア必見! 上司&先輩と付き合う5つのコツ
転職であれ新卒入社であれ、新天地で働くことには不安を抱えてしまうもの。もちろんITエンジニアだって例外ではありません。「自分の学んだことが上手く活かせるのか?」「どれくらいで一人前になれるのか?」などの不安を感じる人もいるでしょう。特に、新しい上司や先輩エンジニアとスムーズに馴染むことは大切です。
上司や先輩に対するよくある不満
配属が決まれば、そこには初対面の上司や先輩社員がたくさんいます。しかし、例えば次のようなとき、上司や先輩に対して嫌な思いを抱く人が多いようです。
・ 質問に対する明確な答えが返ってこない。
・ 失敗に対して精神論でアドバイスされる。
・ 事前の説明や情報共有が行われず後手に回る。
・ 威圧的でバカにしたような態度をとられる。
・ お酒の席で“なあなあ”で解決しようとする。
こうした嫌な瞬間が起きないように(あるいは解消するように)することが、転職先でうまく上司・先輩と折り合いをつけていくコツです。下記の1~5を上司や先輩との付き合い方の参考にしてみてください。
1. 理想と現実を混同しない
上司や先輩が、全てにおいて自分より優れているわけではありません。漫画に出てくるような完璧なエンジニアばかりではなく、実際には頼りない先輩や尊敬できない上司もいることでしょう。それはある意味で仕方のないことです。自分自身が理想の上司を目指すのは構いませんが、他人に理想を求めることや、そのことで無駄に消耗するのはやめましょう。
2. 自分が感じている疑問や不安はきちんと話す
上司は部下の状況を把握しておく管理義務がありますが、忙しい毎日の中でメンバー全員の不安や疑問を察し、気遣ってあげるのは難しいことです。時にはあなたから上司や先輩に「こういうところが不安」、「ここに疑問を感じている」と打ち明けることも必要でしょう。
無論、目上の相手ですので言葉づかいなどには注意が必要です。会社によって、社員の意見を匿名で受け付ける制度を設けているケースもあります。「直接言いにくい」という方ならば、こうした制度を利用するのも1つの方法です。
3. 知りたいことは自分から確認する
部下への報告は求めても、上司から情報共有が行われないケースは少なくありません。しかし仕事に臨む上で、部下からも気になることは出てきます。つい忙しいからと、聞きそびれてしまうこともあるでしょう。
情報共有が事前に行われていれば、余計な質問も減り、トラブルを未然に防ぐこともできます。それは上司や先輩からでも同様です。こちらから不明点など確認を取ることで、情報共有の徹底を促すことが大切といえます。
4. 仕事上の付き合いと割り切る
「一緒に働くうえでは問題ないけど、どうしても苦手なタイプの上司や、好きになれないタイプの先輩がいる」という人もいるでしょう。人間である以上、そうした好き嫌いはある程度、避けられないものです。こうした場合は、仕事上の付き合いであり職場だけの関係だと割り切って接することが大切です。
もちろん、人間的にも尊敬できる人のもとで働ければそれにこしたことはありませんが、全ての上司・先輩を心の底から好きになる必要はありません。いい意味でビジネスライクに働くことで、余計なストレスを減らし、気持ちよく付き合えることもあります。
5. 気が進まないイベントには参加しない
飲み会など、お酒の席が好きな上司は少なくありません。職場を離れた酒の席でも、上司や先輩とコミュニケーションが生じることもあるでしょう。しかし、飲み会や全てのイベントに参加する必要はありません。飲み会に変わるコミュニケーション手段を提案するのも良いかもしれません。
スキルがあれば、どんな環境でも必ずしもうまくいくわけではありません。複数名の所属する会社内においては、やはり上司と部下の双方でコミュニケーションを円滑にする意識が必要です。ストレスを抱えず仕事に取り組むためにも、上手な付き合い方を身につけておきましょう。(ライター:ナレッジ・リンクス/原 進)