ITエンジニアが技術ブログを書くべき5つの理由
「ITエンジニアはキャリアアップのために。技術ブログを書いた方が良い」という声がよく聞かれます。しかし「そこまでするのは面倒だ」、「何を書けば良いのか分からない」という方も多いでしょう。ここでは、ITエンジニアが技術ブログを書く下記5つのメリットについて解説していきます。
- アウトプットすることで知識が深まる
- コミュニケーション能力が身に付く
- 文章を書くのが上手くなる
- ブログを評価される
- 人脈作りになる
1. ブログにすることで知識が深まる
ブログを書いて公開する大きな目的は、読者に見てもらうことにあります。読んで分かりやすい文章にするためには、押さえるべきポイントや既知の技術について改めて整理する必要が出てきます。また、より良質な情報を伝えるため、周辺情報について新たに学ぶキッカケにもなります。そのため、読者のために技術ブログを書くことが、自分自身の知識を深めることにもなるのです。
2. コミュニケーション能力が身に付く
ブログを書いて公開すると、何かしらの反響があるはずです。コメント欄などの反応から、相手に伝わる方法を考えてみてください。それが、コミュニケーション能力の向上へと繋がります。「何も反応が無い」という場合は、分かりやすい文章・理解しやすい内容になっていないことが考えられます。それもまたコミュニケーションを鍛え直すきっかけになりますから、読者を意識して書くことが重要です。
3. 文章を書くのが上手くなる
コーディングの経験を積むことが、よりよいプログラミングには不可欠です。ブログも同様で、経験を重ねることで文章能力向上につながります。コーディングであれば、最適な処理を考えて組み上げます。ブログでは、読みやすく分かりやすい文章を心がけることが、上達への近道です。
4. 知識・ノウハウを評価されやすくなる
技術ブログを書いている・書くことができることで、プログラミングや技術トレンドについての理解があると見なされやすくなります。必然的に転職活動などでもスキル面で評価されやすくなるでしょう。自分にとっては当たり前の知識・ノウハウであっても、整理してまとめることで他者に伝わりやすくなります。
5. 人脈作りになる
有益な情報を継続して発信していると、引き抜きなど仕事に繋がることもあります。直接仕事に繋がることはなくても、イベントなどでは読者から生の声を聞くこともあるでしょう。仕事とは、また違うやりがいを感じるはずです。
ITエンジニアにとって、新しい技術の習得は欠かせません。自分の技術力や学習の成果、最新の技術トレンドなどをブログにまとめることは、今後の自分にプラスになります。大企業でさえ一生安泰とは言えない時代ですから、自分の付加価値を高める活動に取り組めば、キャリアプランにも良い影響を与えるでしょう。(ライター:ナレッジ・リンクス/原 進)