将来捨てられる「使えないITエンジニア」5選
皆さんは、自分のスキルに自信があるでしょうか。仕事に取り組む年月は長いため、自分の将来に不安を抱えているエンジニアは少なくないでしょう。ITの世界は常に確信が起き続ける世界ですから、「これまで安泰だったから、これからも大丈夫だろう」とは言えません。会社に「使えないITエンジニア」と見なされれば、いつ切られてもおかしくないわけです。これからの時代において、必要とされないエンジニアには以下のような特徴があります。
- 自分の意見を言えない
- 「やりたくない」が先行し、あきらめが早い
- 会社の方針を理解していない
- 従来通りのやり方に固執し柔軟性がない
- 思い込みが激しくトラブルを招く
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 自分の意見を言えない
こういったエンジニアを雇う場合、上司が全て指示する必要があります。また、疑問を抱いても解決しないまま仕事を進めるため、後々になってトラブルが起きることもあるでしょう。「受け身でやるほうが楽だし間違いない」などと考えての行動かもしれませんが、言われたことしかできないのであれば、海外オフショアなどで安い人件費のエンジニアを雇ったほうが会社としてはメリットがあります。また、自分で考えて動けない人には成長がありませんから、やはりいずれは必要とされなくなってしまうでしょう。
2.「やりたくない」が先行し諦めが早い
仕事をやる意識よりも、自分の感情に忠実なタイプです。なんらかの明確な理由があればまだしも、「ただやりたくない」というだけではどうにもできません。このタイプは「やりたくない」ことなのか「できない」ことなのか、説明さえしていないことがあります。理由が不明であれば、安心して仕事を任せることができません。気まぐれだと感じれば、必要な人材とは認められなくなってしまうでしょう。
3. 会社の方針を理解していない
会社の運営方針は、当然ながら会社ごとに異なります。そのため、所属する会社の方針に沿わない行動を取れば必要とは思ってもらえません。確かに、自分の考えと会社の方針が全く同じということは少ないものですが、会社の方針に従ってくれる人はいくらでもいます。また、近年は、会社としての方向性や理念を明確に決めてブランディングするIT企業が多く、それに従えない人には厳しい判断が下されることもあります。会社の言うことに理解を示せなければ、「あなたの方針に合う会社に行けばいいのではないか?」と促される可能性が高いでしょう。
4. 従来通りのやり方に固執し柔軟性がない
新しい技術の習得や考え方の柔軟性は非常に重要です。この柔軟性がなければ、いつまで経っても同じような成果しか上げられないでしょう。このことに気付かず、新しい技術にも無頓着で従来のやり方に固執すれば成果は下がっていきます。ITエンジニアとしての需要が無くなってしまえば、会社に残ってもらう必要もありません。
5. 思い込みが激しくトラブルを招く
システム開発は、コミュニケーション不足や勘違いによるトラブルが多いものです。トラブルが起きてしまうと、その対応に要員を割く必要があり負担が増えます。思い込みは仕方ない部分もありますが、頻繁にトラブルが起きると話は別。トラブルを起こさないことは、会社の信頼にも繋がります。トラブルを避ける努力が見えない社員は、必要とされなくなってしまうでしょう。
会社から捨てられてしまう人は、会社の要求を満たせていない人です。会社の要求が高すぎる場合もあるかもしれません。あるいは、会社の方針に疑問を持っていることもあるでしょう。もし方向性の違いを感じたら、捨てられる前に環境を変えるのも1つの方法でしょう。(ライター:ナレッジ・リンクス/原 進)