エンジニアが転職フェアを活用するメリット
ITエンジニアが転職を有利に進めるために、情報収集は欠かせません。多くの企業が一堂に会する「転職フェア」は、情報収集という点でメリットの多い機会と言えるでしょう。しかし大切なのは、そのメリットをどのように活用するのか。その活用法を踏まえつつ、ここでは3つのメリットについて詳しく解説していきます。
1. 一度に多数の企業の情報を入手できる
規模にもよりますが、転職フェアに参加する企業は数十社にものぼります。また、自社をアピールするためにさまざまな資料を準備しています。そのため、求人サイトからは読み取れない具体的な情報も多く得られ、企業を知るのに良い機会となるでしょう。ただし自分の興味のある会社だけに絞ってしまうと、数社から話を聞くだけで終わってしまうかもしれません。イメージだけで選ばずに、できるだけ多くの企業から情報を入手することをおすすめします。もしかしたら、予想外のところにあなたの求めていた企業があるかもしれません。
2. 製品やサービスについて気軽に質問できる
製品やサービスについてはもちろん、具体的な社風や社員評価の基準など、面接では聞けない企業に関するコアな情報まで聞きやすいのが転職フェアです。面接とは異なるため、質問内容が採用に直結するわけではありません。そのため、自分にとって有利な情報を引き出しやすいのです。ここで気になったことがあれば、実際に面接へ進んだ際に詳しく確認することもできるでしょう。もしかしたら採用担当者の記憶に残っていて、採用確率が上がるかもしれません。できるだけ多くの企業に質問してみましょう。
3. 企業の雰囲気を掴むことができる
職場の雰囲気は、やはり実際に働いてみないと分かりません。しかし転職フェアであれば、現場に近い人が出展ブースに参加していることがあります。相手が1人だけでは判断が難しいところですが、「その人と一緒に働けるかどうか」という肌感覚は重要です。また、社風が作り出す雰囲気があり、それは社員との会話でも感じられるでしょう。良いイメージを抱いている企業は、そのイメージが本来の姿か特に気をつけて見ると良いかもしれません。また、企業によって出展ブースの温度差があるため、ブースの状況をよく見ておくと良いでしょう。
転職フェアは入手できる情報が多く、それだけ大変でもあります。しかし、自分が求める企業に出会いやすいイベントです。会場では必要なことをしっかりとメモに残し、後から客観的に振り返れるようにしておきましょう。(ライター:ナレッジ・リンクス/原 進)