ITエンジニアの「ストレスとの付き合い方」6か条
2015年12月から、従業員が50人以上の企業において従業員のストレスチェックが義務化されます。ITエンジニアが特にストレスが多い仕事ですので、やはり自分のストレスは自分でケアしたいもの。今回はストレスとの上手な付き合い方をご紹介します。
- ストレスの少ない生活を送る
- 睡眠不足に気を付ける
- ウォーキングなど適度な運動を行う
- ネガティブな感情に支配されない
- 周りの目を気にし過ぎない
- 人に頼ってみる
それでは詳しく見ていきましょう。
1. ストレスはなくせないものと心得る
生活する上で、全くストレスを無くすことは困難です。特に予期せぬ出来事(急なバグや仕様変更)には、ついストレスを感じてしまうでしょう。しかし仕事や日常生活で感じているストレスの負荷は、その付き合い方によって増減します。ストレスそのものをなくそうとするのではなく、ストレスとの付き合い方を変えることを意識しましょう。
2. 睡眠不足に気を付ける
徹夜や残業などがあると、仕事上どうしても睡眠が不規則になってしまいます。しかし睡眠不足は、能率が低下するだけではなく、身体へ大きな負担がかかります。これは、コーヒーや栄養ドリンクで眠気をシャットアウトしたとしても変わりません。一時的には問題がなかったとしても、疲労は蓄積していくでしょう。睡眠不足は避けて、しっかりと休息を取ってください。
3. ウォーキングなど適度な運動を行う
「昔から運動は苦手だから運動したくない」そういう人もいらっしゃるでしょう。特にITエンジニアの場合、休日もパソコンと向き合って過ごす人も少なくないでしょう。しかしウォーキングなどで身体を動かせば、景色が変わるため気分転換にもなります。身体を動かすのはジムでも構いませんが、新鮮な空気を吸える屋外での運動がオススメです。
4. ネガティブな感情に支配されない
ストレスに直面すると、ついネガティブな感情が湧き上がります。そういった感情が起きるのは仕方がないことです。しかし、その感情をずっと抱えたままでいると、ストレスを感じ続けることになります。普段から自分がどんな感情を抱いているのかを意識し、ネガティブな気持ちになっていることに気づいたら、積極的に気持ちを切り替えるように努めましょう。
5. 周りの目を気にし過ぎない
人にどう思われているかは、とても気になります。人の視線が気になるということもあるでしょう。しかし、どう思われているかは知りようがありません。気にしてもどうすることもできないことは、やはり気にしない方がいいのです。
6. 人に頼ってみる
自分に任せられた仕事をやり遂げることは大切なことです。また、そのように教育もされてきたでしょう。特に若手のITエンジニアにとっては、自分の仕事は自分で仕上げたい気持ちも強いはずです。しかし状況によっては、人に頼ることも大切。見栄が邪魔をするかもしれませんが、ストレスを感じ続けながら仕事をしても、良いアイデアや解決策は見つかりにくいものですから、時には周囲に頼ることを覚えましょう。
ストレスの感じ方は人それぞれです。そのため、自分にしか分からないことも多くなります。ストレスケアでは、自分を知ることが初めの一歩。まずは、どのようなことにストレスを感じるのかを自分で把握してみてください。(ライター:ナレッジ・リンクス/原 進)