ITエンジニアが気をつけるべき面接官の6タイプ
転職や就職活動における面接は、企業と応募者双方が相手のことを知る機会です。面接において企業から提供される情報は、良いことばかりかもしれません。しかし面接においては良い点ばかりではなく、面接官の態度や言動にも注目するべきでしょう。
- 身だしなみに気を配っていない
- うまくコミュニケーションが取れない
- 高圧的な態度、不機嫌な感情が表に出ている
- 元気がなく疲れが溜まっている
- 求める人物像やスキルがはっきりしていない
- 求職者の経験や考えを頭ごなしに否定する
それでは、それぞれについて詳しく見ていきます。
1. 身だしなみに気を配っていない
見た目の印象をないがしろにする面接担当者は避けるべきでしょう。初めて会うからこそ、最初の印象が決め手になることもあります。身だしなみに気を配っていないということは、応募者をそれなりにしか見ていないということの裏返しでもあります。また、特にIT企業の場合、身だしなみに気を配れないほど忙しいということを意味しているかもしれません。入社後、ハードワークを強いられる可能性もあるでしょう。
2. うまくコミュニケーションが取れない
Webサイトの情報などで気になる点を質問しても、適切に返ってこないことがあります。それは、担当者のコミュニケーション能力の問題や、企業側が何か情報を隠していることが考えられます。どちらにしても、面接における企業側の熱意が欠けていることの表われと言えるでしょう。こういった企業は避けることをおすすめします。
3. 高圧的な態度、不機嫌な感情が表に出ている
なんの理由もなく高圧的な態度や不機嫌な態度で接してくる面接官は、「採用してあげる」「働かせてあげる」といった上から目線の人です。入社後も、そうした態度の人と付き合うことになるので、避けたほうが無難です。「ストレス耐性を見るため」という理由で高圧的に接する面接官もいますが、それは社内にはびこるストレスを放置し、それに耐えられる人を選別していることを意味します。入社してからの働きづらさを物語っていますから、やはり入社には注意を要するでしょう。
4. 元気がなく疲れが溜まっている
元気がない理由はさまざまですし、一時的なものかもしれません。しかし、基本的には会社そのものの激務が連想できます。企業によっては、面接担当者がITエンジニアということもあるはずです。同じ立場の人であれば余計に注目すべきでしょう。
5. 求める人物像やスキルがはっきりしていない
企業によっては、誰でも良いから人を採用したいということがあります。これは計画的な人員の増員ではなく、切羽詰まった状態です。計画性の無い状況は、激務や仕事がないことも考えられるでしょう。また、面接官がITスキルや技術に詳しくない=会社としてのITレベルが低いとも考えられます。スキルアップには不向きな会社かもしれません。
6. 求職者の経験や考えを頭ごなしに否定する
仕事の経験や人間関係など、これまで得た教訓などを頭ごなしに否定する人もいます。これは、少しでも給与などを安く抑えたいという思惑からかもしれません。経験から得たものは、やはり経験した人にしか分かりません。自分の考えと違うとしても、それを否定する必要はないはずです。
面接官はその企業の代表です。また、面接官として問題無いと企業側が判断したからこそ、代表になったと考えていいでしょう。もちろん完璧な面接官はいませんが、上記のような違和感を面接官から感じたら、冷静に分析し判断してください。(ライター:ナレッジ・リンクス/原 進)