デキるITエンジニアの「休日の過ごし方」
あなたは休日をどのように過ごしていますか? 仕事が“デキる”ITエンジニアほど、意識的・自覚的に休日を過ごしています。つまり、「なんとなく」で休日を終わらせていないわけです。デキるエンジニアを目指すのであれば、目的意識をもって休日を過ごしましょう。
- 今後の仕事を先取りしておく
- 趣味に打ち込んでリセットする
- しっかり休息して体力・気力を養う
- 新たな人と出会い、人脈を広める
- プラスアルファのために勉強する
1. 今後の仕事を先取りしておく
必要な情報を集めておいたり、メール処理やコードレビューを行ったりと、比較的簡単な仕事に手を付けておく過ごし方です。このとき、「平日にできなかった仕事」をするのではなく、「休み明けにやる予定の仕事」を早めに片づけておくと、前向きに休日を終えられます。ただし、あまり時間をかけすぎると、休日本来の意義がなくなってしまいます。長くても2~3時間ほどにとどめておくのがいいでしょう。
2. 趣味に打ち込んでリセットする
仕事で嫌なことがあったときや、いい解決策が思いつかないときなどは、気分転換が有効です。そして、気分転換には趣味に打ち込むのが最適。スポーツや読書、映画、買い物など、思い思いの趣味を楽しみましょう。趣味に打ち込むときは、仕事を忘れて思い切り楽しむのがコツ。気分がリセットされて、休日明けも新鮮な気持ちで仕事に取り組むことができるようになります。
3. しっかり休息して体力・気力を養う
残業や大規模リリースなどで体力・気力を消費したときは、休日にしっかり休むことも大です。とはいえ、「休む=ダラダラ過ごすこと」ではありません。栄養のある食事、適切な睡眠と軽い運動&家事など、意識して健康的な生活を送ることが休息とリフレッシュにつながります。近年の研究では、あまり寝すぎるとかえって疲労がたまることもわかっています。いくら休息が目的だからといって、休日をずっと寝て過ごすのは避けるべきでしょう。
4. 新たな人と出会い、人脈を広める
休日の時間を使えば、平日には出会えない人々との出会いも見つかります。そうした人々との出会いを通じて、仕事やキャリアに関して新たな刺激を受けることができます。ハッカソンやITエンジニア交流会では、技術レベルの高い人と知り合いになれるかもしれませんし、ネットのオフ会や同窓会などでは、将来のキャリアについて思わぬ出会いがあるかもしれません。「自分のメリットになる人とだけ付き合いたい」そう考える人もいるかもしれませんが、自分と違う属性の人こそ新しい発見があるもの。人脈を広げる時は、何も求めず新しい出会いを楽しみましょう。
5. プラスアルファのために勉強する
将来的に必要になりそうな技術、仕事には直結しない知識などについて勉強する過ごし方です。この過ごし方は、目指すITエンジニア像がある人や転職したい会社がある人、作ってみたいサービスがある人、など目的意識がはっきりしている人におススメです。自分なりのゴールがあるほうが、勉強するスタンとしては健全であり、自然とやる気も湧いてくるでしょう。
こうした休日の過ごし方は、ひとつだけ突出していればいいというものではありません。プライベートの過ごし方もバランスが大切。なんとなく取り組んでしまうと、自分の本能に負けてしまうことがあります。最初のうちは、『どう過ごしたいか』『どう過ごせたか』を確認すると習慣化できます。まず、習慣を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。(ライター:ナレッジ・リンクス/原 進)