IT業界を乗り切る転職面接ガイド
押さえておくべき面接のポイント
■IT企業の見る目は厳しくなっている!
スマホの普及や新技術の登場でIT業界の転職市場は活発化していますが、採用ハードルが低くなっているわけではありませんので楽観視するのはNGです。競合他社に負けないためにも、「この人を採用することは、本当にうちにとってメリットになるか?」と厳しく判断する傾向が強まっています。
■企業研究は徹底的に!
業界内での競争激化に伴って、IT企業のサービスや強みも高度化・複雑化しています。応募企業のホームページや技術ブログなどには必ず目を通し、同業他社とどう差別化しているのかしっかり研究しておきましょう。
■矛盾を感じさせない回答を!
PM職の募集なのに「コーディングには自信があります!」、Web開発に特化した職種なのに「幅広いスキルを身につけていきたい!」。これでは面接官から鋭いツッコミが入ることは必至です。首尾一貫した回答を心がけましょう。
IT業界でよくある12の面接
【転職活動について】
Q なぜ転職しようと思ったのですか?
企業は、求職者がすぐに辞める人ではないかどうか気にしています。前向きな退職理由をアピールしてください。
Q 当社を志望した理由を教えてください。
なぜ同業他社ではダメなのか、しっかり企業研究をした上で回答しましょう。
Q あなたが当社に入社した場合、何ができますか?
採用ポジションの職務内容を理解し、生かせるスキル・能力・経験などと絡めながら将来の取り組みについて説明することが求められます。
ここがPOINT!
転職を決意した理由、企業の志望理由、転職後の働き方まで、マイナスイメージにならない言葉で、首尾一貫して回答することが大事です。また志望理由を明確にするためにも、企業研究はしっかり行いましょう。
【技術について】
Q 今現在のスキルを教えてください。
職務経歴書と矛盾がないように回答しましょう。
Q ○○の技術的問題が発生した場合、どうやって解決しますか?
課題解決の際の思考プロセスを問う質問です。自分のスキルやチームとの連携について言及しながら、解決策を提案してください。
Q IT関連であなたが直面した最大の難問は? それにどう対応しましたか?
難問や失敗を正直に話し、そこから何を学んだかを、論理的に説明しましょう。
Q あなたの提案が、新プロジェクトや業務改善に結びついたことはありますか?
ツール導入の提案、チームの連携強化など小さな改善でもOKです。創造的な人材であることをアピールしてください。
Q (職務経歴書の内容)についてもう少し詳しく説明してください。
どのようなプロジェクトだったか、個別のスキルはどの程度かを問う質問です。具体的な例・数字などをあげて説明することが求められます。
ここがPOINT!
企業はあなたの能力をより深く知りたいと考えています。そのため具体的なエピソードや実績を交えた回答が好印象です。また、採用ポジションと自分の職務経歴がマッチしているかどうか、気をつけながら回答しましょう。
【働き方について】
Q 現在、何に興味がありますか? 努力していることはありますか?
あなたがIT人材として“古びない”タイプかどうかを知りたがっています。日頃、心がけていることなどをアピールしてください。
Q どういったタイプの人と働きたいですか?
あなたの働き方・仕事観が問われています。過去の経験と絡めて回答できると、回答の具体性が増すでしょう。
Q これまでの仕事で、どのようなこと学んできましたか?
技術的なことだけでなく、ヒューマンスキルや仕事に対する姿勢などもアピールすると有効。特にPMなどのリーダー職への応募の場合は、マネジメント面で学んだことを述べましょう。
Q 仕事のストレスに対し、どのように対処してきましたか?
ハードワークに耐えられる人材かどうかを見極めようとしています。具体的なストレス事例を挙げ、他者が納得できる言葉で回答しましょう。
ここがPOINT!
たとえ技術力があっても、仕事観が志望企業と大幅にずれていては採用後に不幸な結果を招きかねません。自分の働き方を見つめ直し、採用後に企業側とミスマッチが起きないかどうか、率直な言葉で語りましょう。
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