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    転職のギモン99 「入社」に関する相談11選

    2024年12月10日 転職の基本  -  転職のギモン99

    「「ひとつのことをやり遂げることが尊い」「最初に入った会社には定年まで勤め上げるものだ」と言われていた時代もありましたが、最近は転職する人が珍しくなくなりました。それでも勤務先を変えるために行動することには、なかなかストレスが掛かるものです。

    そこで転職にまつわる疑問について、9つのカテゴリーで11個ずつ、計99の質問に答える「転職のハテナ」という企画を立ててみました。よくある質問に簡潔に回答していますので、ぜひ参考にしてみてください。今回は「入社」に関する相談11選です。

    Q1.入社承諾後でも辞退することは可能ですか?

    A.はい、入社承諾後でも辞退は可能です。ただし、辞退を決めた場合は早めに企業に連絡を取り、感謝の気持ちを伝えつつ、辞退の理由を簡潔に説明しましょう。誠実な対応を心掛ければ、企業との関係を悪化させるリスクを減らせます。

    Q2.入社時に身元保証書を求められるのは一般的なことですか?

    A.身元保証書の提出を求める企業はありますが、近年ではその必要性が薄れてきています。この背景には、個人情報保護の観点が強まったことや、労働者の責任が労働契約や就業規則で明確化されるケースが増えたことがあります。また、トラブル時の対応は労働者個人や企業内部で解決されるべきという考え方が広がり、保証人を通じて責任を追及する慣習が減少しています。求められた場合でも、保証人の責任範囲が明確にされていることを確認することが重要です。疑問点がある場合は、企業に直接質問し、納得した上で提出しましょう。

    Q3.入社前に聞いていた条件と実際の仕事内容が異なる場合、どうすれば良いですか?

    A.まず、入社時に交わした雇用契約書や内定通知書を確認し、条件が記載されているかを確かめましょう。そのうえで、上司や人事担当者に冷静に状況を説明し、改善を求めるのが第一歩です。それでも解決が難しい場合は、最寄りの労働基準監督署や総合労働相談コーナー(厚生労働省運営)を利用するのも有効です。

    Q4.入社日を延期してほしい場合、どのようにお願いすれば良いですか?

    A.入社日の延期をお願いする場合は、早めに連絡を取りましょう。理由を正直に伝え、「〇月〇日から勤務開始が可能です」と具体的な提案をすることで、企業側もスケジュールを調整しやすくなります。誠意をもって相談することが大切です。

    Q5.入社時に準備しておくべき書類は何がありますか?

    A.会社の指示に従いましょう。一般的に「健康診断書」「年金手帳」「雇用保険被保険者証」「銀行口座の情報(給与振込先)」「マイナンバーに関する書類」を会社から指示されることが多いので、事前に確認しましょう。

    Q6.希望していた職種で入社したのに、すぐ異動を命じられました。どう対応すれば良い?

    A.まず、異動の理由や背景を上司に確認しましょう。その際、異動が一時的なものであるのか、希望していた職種に戻る可能性があるのかについても尋ねると良いでしょう。また、異動先の仕事内容や期待される役割について詳しく確認することで、現状を冷静に把握できます。

    異動命令が労働契約や就業規則に反している場合や、合理的な理由がない場合は、違法となる可能性があります。特に、労働契約書や労働条件通知書に記載された条件と異なる場合や、異動が嫌がらせや退職強要を目的としている場合は注意が必要です。

    解決が難しい場合や違法性が疑われる場合は、労働基準監督署や総合労働相談コーナーに相談し、適切なアドバイスを受けましょう。

    Q7.試用期間の一般的な長さはどのくらいですか?

    A.試用期間の長さは一般的に3か月から6か月が多いです。ただし、業界や企業によって異なるため、内定通知書や雇用契約書で確認することが重要です。また、試用期間の延長が行われる場合もあります。延長は主に、評価が保留となった場合や、十分な評価期間が確保できなかった場合に適用されます。

    試用期間の延長は、合理的な理由が必要とされます。たとえば、業務適性を判断するための期間延長は認められますが、単なる引き延ばしや不合理な目的で行うことは違法となる可能性があります。試用期間中の待遇や評価基準についても、事前に確認し、必要に応じて企業に説明を求めることで、トラブルを防ぐことができます。

    Q8.試用期間中の待遇が悪く転職を考えています。辞めるとキャリアに影響しますか?

    A.試用期間中の退職は、転職理由やその後の行動によってキャリアへの影響が変わります。退職理由が正当であり、次のステップをしっかり計画していれば、大きな問題にはなりません。ただし、短期間の退職が続くと印象が悪くなることもあるため、慎重に判断しましょう。

    Q9.転職活動中に前職から好条件で誘われましたが、どう対応すれば良いですか?

    A.前職からの好条件の誘いが魅力的でも、慎重に検討することが重要です。一度辞めた理由を振り返り、同じ理由で再び退職する可能性がないかをよく考えましょう。また、現在検討中の他の企業や自分のキャリアプランを踏まえ、どちらが長期的に自分にとって有益かを冷静に判断してください。決断に迷う場合は、将来のキャリア目標や働き方の希望を明確にすることが役立ちます。

    Q10.入社後に就業規則を提示されない場合、何か問題がありますか?

    A.就業規則は労働基準法で従業員に周知することが義務付けられています。提示されない場合は、人事部や上司に確認し、閲覧の機会を求めましょう。提示が拒否されたり曖昧な対応が続く場合は、信頼性に疑問を持ち、労働基準監督署に相談することも視野に入れましょう。

    Q11.健康診断書の内容で入社取り消しになる可能性はありますか?

    A.健康診断書の内容で入社が取り消されることは稀ですが、業務に直接影響する重大な健康問題がある場合は可能性があります。ただし、企業が正当な理由なく取り消すことは違法です。不安がある場合は、事前に企業に相談し、可能な対応策を話し合うと良いでしょう。

     

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