転職求人の選び方って?[br]~情報収集、求人票の読み方から、実際の応募まで~
転職サイトをのぞいてみると、常に数百~数千もの求人案件が掲載されています。その中から自分の希望に合った仕事や企業を探すのは、とても骨が折れる作業です。
しかし「なんとなく」で応募すると、条件や職務内容などで折り合いがつかず、結局辞退してしまうこともあります。これでは時間と労力の無駄ですね。効率的に転職活動を進めるためにも、求人選びの基本をしっかり押さえておきましょう。
STEP 1 求人選びの“軸”を設定する
効率的に転職活動を進めるためにも、譲れないポイント=求人選びの“軸”を絞っておきましょう。「あれもこれも」では、いつまでたっても転職できません。まずは以下の中から3つほどを絞ってみるといいでしょう。
1. 自分のやりたい仕事ができる
2. 自分の経験・スキルが生かせる
3. 責任のある仕事ができる
4. 仕事の成果が正当に評価される
5. 業績が伸びている
6. 経営者が魅力的である。経営方針に賛同できる
7. 雇用が安定している(入社後すぐの倒産や失業の心配がない)
8. 給与や福利厚生などの待遇がよい
9. 大手/中小/ベンチャー企業である
10. 希望している勤務地である
STEP 2 転職求人の情報を集める
企業の求人情報は様々なところで入手できます。おもに下記の7つを活用して、転職求人の情報収集を行うことになるでしょう。
1. 転職情報サイト
2. ハローワークなどの公共機関
3. 企業のホームページ
4. 転職エージェントの非公開求人
5. 新聞や雑誌などの求人広告
6. FacebookやLinkedInなどのSNS
STEP 1で絞り込んだ“軸”と照らし合わせながら、応募したい求人案件をリストアップしていきましょう。転職活動中は5~7件ほどを維持しておくとベターです。
このとき、職務内容や応募条件、給与・待遇、勤務地などをしっかりと確認してください。職務内容を読んでも自分がそこで働いている姿を具体的にイメージできないのであれば、避けたほうが無難です。
STEP 3 応募先の企業を見極める
転職サイトやハローワークの情報だけでなく、企業のホームページなどの情報もあわせて参考にしましょう。ホームページでは、事業内容や会社概要、企業理念などをチェックします。そこから社員数や資本金、売上、今後の成長戦略や社風などが読み解けます。
逆に、社員数や資本金額、事業内容といった基本情報が不十分な場合、応募は避けたほうが無難かもしれません。また、その業界や企業について詳しい人が近くいたら、どんどん聞いてみましょう。企業情報についての口コミサイトや転職エージェントの意見を参考にすることも有効です。
STEP 4 実際に求人へ応募してみる
求人案件がリストアップできたら、実際に応募してみましょう。近年は転職サイトなどを通じて応募することが一般的です。多くの場合、そのサイトに決められた応募フォームがあり、「職務経歴」「自己PR」などの項目を記入していけばWeb履歴書が作成できるようになっています。
企業ホームページなどから直接応募する際は、履歴書と職務経歴書、自己PR書が必要になることがほとんどです。この場合は以下の基本事項に気をつけながら作成してください。
1. ていねいな文字(自信が無ければワープロソフトで作成も可能)
2. 漢字、句読点、半角数字の統一を正しく
3. 改行や段落が読みやすいようなレイアウトにする
4. 企業が指定した情報をきちんと掲載する
4番は注意が必要です。例えば「連絡の取りやすい時間帯」「メールアドレス」「希望職種」などの記載を指定してくる場合がありますので、忘れずに記入しましょう。