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    初めての面接ガイド[br]~試験ではなく、相互理解の場と心得る~

    【POINT 1】面接前に準備しておくこと

    新卒採用と同じく、転職での面接にも事前の準備が欠かせません。下記の①~④を把握した上で、模擬面接の練習ができるとベストです。求人サイトや転職サービスの中には模擬面接を行ってくれるところもあるので、積極的に利用するといいでしょう。家族や友人に面接官役をやってもらい、自己紹介や志望動機を口に出すだけでも効果があります。

     

    ①応募書類の確認

    履歴書、職務経歴書などを読み直し、口頭で詳しく説明できるようにしておきましょう。


    ②退職理由の確認

    前の会社への不満で終わるのはNG。転職が将来の目標にどうつながり、ステップアップのためにどう取り組んでいるのかを話すことが重要です。

     

    ③志望動機の確認

    「新しい仕事・会社で何を実現したいのか」「今までの経験がどうしてその実現に役立つと思うのか」を具体的に話すことポイントです。加えて「同業他社ではなく、なぜその企業なのか」ということも整理しておきましょう。

     

    ④基礎知識の確認

    志望企業についての概要(企業規模や売上、ビジネスモデルなどホームページからわかること)や、志望業界・職種に関する基礎的な知識を押さえておきましょう。

    【POINT 2】実際の面接の流れ 

    面接当日は、突然のトラブルにあわてなくてもすむように「企業への地図」「当日の持ち物」は早めに確認します。交通機関の乱れや、忘れ物などの場合に備えて、面接場所に30分前につけるような設定にしておけば、余裕を持って面接にのぞむことができます。

     

    1. 受付 指定された面接時間の5分前くらいに受付に行き、担当者の名前を伝えます。あまり早く行き過ぎると、採用担当者も仕事をしていることもあり、逆に迷惑になります。

    2. 入室 ドアをノックし「失礼します」と言って入室。面接官全員を確認し「よろしくお願いいたします」と一礼。「おかけください」と言われてから着席するようにします。「本日はお時間をいただきありがとうございます」とお礼を言うと印象も良くなります。

    3. 導入 最初は天気の話や会社までの交通手段などの話題で話しかけてくれることも。緊張しすぎず、面接官と目線を合わせながらはっきりと答えましょう。

    4. 自己紹介 自分の経歴を古い順に説明します。職歴が多い場合は会社名や部署、役職など必要な部分だけピックアップし、1~2分で収めましょう。

    5. 職務経歴 どの会社のどの部署で、どれくらいの期間どんな仕事をしてきたか詳しく話します。実際の仕事を具体例に挙げ、どれくらいの成果をあげたのかを数字などで具体的に話すこと。

    6. 転職理由 たとえ不満があっての転職でも、ポジティブな理由に転換してアピール。ステップアップのために転職を望んでいることを伝えてください。

    7. 志望理由 志望理由は、自分にとってなぜその企業が魅力的なのか、なぜ同業他社ではいけないのかを説明できるとベストです。具体的なサービスや商品をあげてもよいでしょう。「安定しているから」「給与が良いから」というのは誰でも言える回答なので、良い印象ではありません。

    8. 応募職種について 職種を変える場合は「なぜその職種を希望しているのか」「自分が入社してやりたいこと」「その職種であれば貢献できると思えること」を話しましょう。事前に会社の情報を調べ、その職種がどのような役割なのか把握しておきましょう。

    9. 給与面の条件確認 「御社の規定に従います」と答えるのがベター。ただし、転職すれば必ず年収が増えるとは限りません。業界や職種の給与水準も調査し、自分の市場価値を踏まえて話しましょう。

    10. 勤務可能時期 現在も勤務中の場合は、余裕をもった退職日を想定して入社可能日を答えましょう。企業側の入社希望日も質問できれば聞いておきましょう。今の仕事の予定も立てやすくなります。

    11. 応募者からの質問 求人票や企業HPを調べれば分かることを質問するのはマイナスです。「売上構成はどうなっていますか?」「中途入社の社員の方たちは、どのようなポジションに就いていらっしゃいますか?」など、企業情報や面接中でわからなかったことを質問しましょう。

    12. 退室 面接終了時には「ありがとうございました」のお礼を。ドアの前でも軽く一礼し、「失礼します」と声をかけてから退室します。

    【POINT 3】面接時の身だしなみ

    いくら立派なことを言っていても、社会人にふさわしくない外見をしている人は不採用と判断されやすいです。『見た目』に関する注意点をチェックしておきましょう。

     

    【男性編】
    ・ヘアスタイルはその企業に適切か
    ・ひげはきちんと剃ってあるか
    ・スーツにしわや汚れはないか
    ・歯に食べかすなどがついていないか
    ・靴はきちんと磨かれていて、かかとのすり減りなど痛みがないか
    ・タバコのにおいがついていないか
    ・ビジネスにふさわしいバッグをもっているか

     

    【女性編】
    ・ヘアスタイルは適切か。長い場合はきちんとまとめているか
    ・オフィスにふさわしいナチュラルメイクになっているか
    ・スカート丈は短すぎないか
    ・過度のネイルアートはしていないか
    ・香水をつけすぎていないか
    ・サンダルはNG。靴のかかとはすり減っていないか
    ・ストッキングは伝線に注意

     

     面接で大切なのは、企業側に「入社後、どう活躍してくれるか」というイメージを持ってもらうこと。自分がどの会社でどのように貢献できるのかを具体的にアピールしましょう。面接は試験ではなく相互理解の場です。暗記内容をしゃべるだけではどうしても一方的になりますので、リラックスしてやり取りしましょう。

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