志望企業へ問い合わせするときの注意点
求人情報を見てもわからない点がある、転職志望の会社のホームページを調べたけどここが気になる…。そういった場合は、直接企業に問い合わせてみることも選択肢に入ります。知りたいことがわかるだけでなく、企業の対応からも、その企業の雰囲気を感じ取れます。
しかし問い合わせをするということは、こちらも企業側から見られているということです。企業への問い合わせ時には以下の点に気をつけましょう。
Eメールでの問い合わせの注意点
- 自分の名前と質問内容(何を知りたいのか)をはっきり記載する
- ホームページで公開している情報の質問は避ける
- 返信先のメールアドレスに加えて、電話番号も記載する
- 1つのメールでは1~3個の質問に絞る
- 給与や休日など待遇に関する質問は避ける
- 携帯電話のメール、在籍中の企業のメールからは送らない
- 送付先のメールアドレスを間違わないように注意する
- 返信を受け取ったらすぐにお礼のメールを出す
Eメールでの問い合わせは電話とは異なり、24時間相手の都合に関係なく送ることができます。また手紙よりも手軽だというメリットがあります。しかし、手軽だからといって手を抜いていいわけではありません。きちんとしたビジネス文書で、まず自分が何者でなぜ連絡をしたのかをはっきりと記載しましょう。
また、言うまでもありませんが絵文字や顔文字など、ビジネスにふさわしくないメールの装飾などはNGです。
企業への問い合わせメールのサンプル
○○社 人事ご担当者様
拝啓 お世話になります。初めてメールいたします。 キャリコネ太郎と申します。
このたび、貴社の営業職の求人を求人サイトの○○で拝見いたしました。 とても興味があり、ぜひ応募したいと考えておりますが、 2点お聞きしたいことがありご連絡いたしました。 お忙しいとは存じますが、ご回答を賜りますようお願い申し上げます。
【質問内容】 (1) 求人サイトの○○では、「応募資格:営業経験2年以上」とありますが、 現在、私の営業経験は1年と9か月ほどです。 しかし、今回募集している営業職と類似の商品を扱ってきた経験があります。 私でも応募資格はありますでしょうか?
(2) 勤務地について、「東京都」と「大阪府」の2つが挙げられていました。 どちらでも勤務できるのですが、可能なら東京都勤務を希望しております。 勤務地の配属について、本人の希望を考慮することは可能でしょうか?
以上、ご返信いただければ幸いです。 お忙しいところ大変恐縮ですが、よろしくお願いいたします。 敬具
2014年×月××日 東京都**区○-○-○ 携帯電話090-***-**** メールアドレスxxxxxx@****.co.jp キャリコネ太郎 |
電話での問い合わせの注意点
- 最初に自分の名前と用件をはっきり伝える
- 時間帯に気をつける(営業時間内、11時~12時や14時~16時ごろが目安)
- 先方の都合を伺ってから話し始める
- 丁寧な言葉づかいで、明るくはっきりとしゃべる
- 騒音のない静かな場所から電話する
電話での問い合わせで一番注意しなければいけないのは、相手の都合です。忙しい時間帯にしつこく電話をしては、印象を悪くしかねません。営業時間を調べ、業務開始1時間後くらい、または午後の14時~16時ごろにかけてみましょう。
実際の電話では、「御社の中途採用の求人を拝見した○○と申しますが、採用のご担当者様はいらっしゃいますか?」と切り出し、担当者に代わってもらったら「今お時間よろしいでしょうか?」とひと声かけることをお勧めします。先方が忙しければメールアドレスを伺って、改めてメールで質問するのもいいでしょう。
なお、電話で問い合わせする際も「ホームページで公開している情報の質問は避ける」、「給与や休日など待遇に関する質問は避ける」という注意点は同様です。