転職面接で言ってはいけないNG発言
転職の面接は、自分の意欲や志望動機、強みをアピールする大切なチャンス。しかし、中には勘違いや緊張から面接官にネガティブな印象を与えてしまう発言をしてしまう人もいるようです。面接で言ってはいけないNG発言を具体的に紹介します。
- 志望動機が「エージェントの紹介です」or「スカウトが届いたから」
- 会社のホームページを読めばわかることを質問する
- 以前の会社や現職への不平・不満
- あいまいな自己PR
- 自分の強みと志望している仕事に矛盾がある
1. 志望動機が「エージェントの紹介です」or「スカウトが届いたから」
転職サイトや人材紹介会社に登録していると、転職エージェントから紹介を受けたり、スカウトメールが届いたりすることがあるでしょう。ではエージェントに紹介されたり、スカウトを受け取ったりしたら、全ての企業へ応募するのでしょうか? そうではないはずです。自分の中で「なぜその紹介やスカウトに応じたのか」を明らかにし、希望のキャリアとマッチしている部分をきちんと説明できるようにしましょう。とりあえず受けるという態度は、その表情や話し方からも面接官にばれてしまいます。
2. 会社のホームページを読めばわかることを質問する
事業内容、売上、会社の組織、沿革などホームページに書いてあることを質問するのはNGです。「調べればわかることを調べてきていない」と思われてしまい、志望意欲を疑われてしまうでしょう。ホームページに書いてあることを深掘りして、たとえば「売上の構成として、○○の部署はどのくらいのシェアなのでしょうか」などと深掘りした質問はOKです。
3. 以前の会社や現職への不平・不満
特に注意をしなければいけないのが、以前の会社や現職に対する不満です。特に退職理由を聞かれたときは、注意しなければいけません。例えば「上司の指示があいまいでいつも連絡ミスが起きていた」などと言ってしまうと、面接官は「この人は上司に指示内容を確認する努力をしてこなかったな」と判断するでしょう。きちんと前の会社で良かった点などを整理して、ポジティブな気持ちで臨みましょう。本当に自分には解決のしようがない不満(例えば「社長が会社の資金を私的に流用した」など)であれば話してもOKですが、面接時の空気をネガティブにし過ぎないことが重要です。
4. あいまいな自己PR
自己紹介する際や自分の強みを説明する際に、あいまいな言葉遣いをするのはNG。具体的な数字やエピソードを交えて話す必要があります。例えば「強みはコミュニケーション能力です」というのであれば、「約20社の協力会社を取りまとめて、~~のプロジェクトを成功に導いた」などと話す必要があります。また、「営業力に自信があります」とう場合は、「毎月平均して○社の新規開拓を行い、年間売り上げ○○万円を達成。部署内で10人中3番目に良い売上だった」などと話しましょう。
5. 自分の強みと志望している仕事に矛盾がある
自分の強みはきちんと説明できるものの、それを求⼈にあてはめきれていない場合があります。例えばあなたが、フットワークが軽く、どんどんアポを取って新規開拓する営業スタイルが強みだったとしましょう。それなのに志望している求人は、既存顧客と長期間付き合い、ニーズを深掘りしていく営業スタイルだった、というケースもあります。そうは言っても、仕事のスタイルについては求人情報から読み取りにくいことがあるかもしれません。面接の場で自分の強みと志望求人に矛盾があることが分かった場合は、「自分なりにはこう推測して、このやり方であれば応用できると推測しているのですが」と質問してみましょう。仕事内容や働き方を自分なりに考えてきたと伝えることが有効です。