第二新卒が後悔しない会社選びの3つのポイント
第二新卒として転職する場合、それが初めての転職となるケースが多いでしょう。しかし新卒就活の意識が抜けきれないままだと、会社選びでつまずいてしまうケースもあるのです。第二新卒者が転職する際、会社選びで注意すべきポイントをご紹介しましょう。
- 自分にとって働きやすい会社を考える
- 第二新卒を歓迎している企業を探そう
- やりがいの持てる環境を見極めよう
1. 自分にとって働きやすい会社を考える
新卒就職では、企業のネームバリューや特定の職種に対するあこがれなどから、就職先を決めたという方も多いはず。しかし、実際に社会人として働いてみて、これらが「自分にとっての働きやすさ」とは必ずしも直結しないことがわかったことでしょう。実際、「思っていたのと違う」「想像していたようなやりがいが得られない」と嘆いている人もいるはず。
第二新卒は、短い期間とはいえ社会人として仕事を経験しています。そのため、働くとはどういうことなのかについて、新卒のときよりお現実的に考えられるようになっているでしょう。「自分にとって『働く』とはどういうことなのか」「生き生きと働くには何が必要なのか」……。このような観点から“自分にとって本当に働きやすい環境”をしっかり考え、会社選びの基準にしてみましょう。人によって就業環境に求める条件やその優先順位は異なりますが、自分なりの基準を設けることで、転職後のミスマッチを避けられます。
2. 第二新卒を歓迎している企業を探そう
第二新卒として転職する以上、第二新卒を求める企業へ応募するのは当たり前のことのように思えます。しかし、「第二新卒が欲しい」と考えている企業と、「第二新卒でもいい」と考えている企業の違いは見極めているでしょうか? 「第二新卒が欲しい」と考えている企業であれば、第二新卒(あるいはそれに類する人材)専用の採用枠を設けていることが想定されます。当然、この企業では採用確度は高くなるでしょう。求人情報に『第二新卒歓迎』や『第二新卒採用』などと書かれていれば、こちらに当てはまると判断できます。
しかし後者の「第二新卒でもいい」という企業の場合、スキル・経験を満たしていれば30代以上の人材でもかまわないと考えていることが想定されます。つまり、選考を通じて中堅社員やベテラン社員と争う可能性もあるわけです。こうした企業は、求人情報内に、そもそも第二新卒について触れられていないか、あるいは『第二新卒可』といった表記をしているでしょう。もちろん、こうした企業に応募するのも自由ですが、必然的に採用ハードルが高くなる可能性も覚悟しておきましょう。
やりがいの持てる環境を見極めよう
新卒と第二新卒とを大きく分けるのは、社会人経験の有無です。基本的なビジネスマナーを身につけ、会社という組織がどのように動いているのか・どういう場所であるのかを実体験として体感できているでしょう。「何のために働くのか」「どんな社会人でいたいのか」といったマインドは、会社選びにおける大きな基準となりますから、まずは改めて自己分析を行いましょう。新卒の頃と比べると、会社や仕事に求めるものも異なっているでしょうが、そのことに過度な不安を抱かず、新しい「自分なりのやりがい」をはっきりさせることが、自分にマッチした会社選びにつながります。
いくら転職が一般に受け入れられる世の中になったとはいえ、短い期間でそれを繰り返すのは得策ではありません。自分なりに仕事のやりがいを見極め、しっかりと腰を据えて成長できる会社を選んでください。(ライター:ナレッジ・リンクス/三河賢文)