内定受諾は要注意なNG面接官
苦労して転職活動を行い、やっと獲得した内定通知。気分が舞い上がり、すぐに受諾したくなるところでしょう。しかし内定受諾する前に、面接をよく振り返ってみましょう。
面接官の対応・発言によっては、内定受諾をよく検討した方がよいかもしれません。安易に内定受諾してしまうと、思いもよらずブラックな環境に身を投じてしまう可能性があるのです。ここでは内定受諾を要検討すべきNGな面接官について、見極めるポイントを詳しく解説していきます。
面接官から受けた第一印象
複数回の面接を経て内定に至ると、最初の面接はあまり記憶に残っていないかもしれません。しかし一次選考の段階から、面接官から受けた第一印象をよく思い返してみてください。例えば面接官に対しての言動に不快感を覚えたり、威圧的で怖いなどと感じたり……。
あるいは人柄から悪い印象を受けていたりすれば要注意です。入社後に直接仕事で関わる相手でなくとも、少なからずその相手が働いている環境。会社の雰囲気そのものが、あなたに合わない可能性も考えられるでしょう。
選考中のやり取り
電話やメール、あるいは選考会場での案内など。企業側とのやり取りは重要な情報です。メールへのレスポンスが遅かったり、担当者間で情報がうまく共有できていなかったり。あるいは、面接スケジュールが相手側の都合で何度も変わったりしなかったか、思い返してみましょう。
もちろん多忙な中では、連絡が遅れてしまうこともあるでしょう。しかし転職者を大切に思っているのであれば、そう頻繁に「おかしいな?」と感じるようなコミュニケーションは起きないはずです。
また、もし連絡が遅れるなど何かあなたに迷惑を掛けるような事態が起きた際、例えば「申し訳ございません」といった言葉が述べられるかも、注意しておきたいポイント。採用する側とされる側は、本来そこに上下関係などありません。選考段階で対応な人間関係が築けていなければ、入社後も同様の扱いを受ける可能性が考えられるでしょう。
選考中の言動や態度
面接などの選考中は、相手の言動や態度に注意しておきましょう。具体的に、以下のようなことがあれば、内定受諾はよく検討すべきと言えます。
・圧迫面接など威圧的な態度で面接が行われていないか
・足を組む、頬杖をつくなど、横柄な態度ではないか
・敬語ではなくタメ口で話されていないか
・提出書類の内容は前面接で伝えた内容がちゃんと共有把握されているか
・経歴やPR等に対して頭ごなしの否定発言、けなすような発言がなかったか
・競合他社や前職企業などを悪く言うようなことがなかったか など
このような言動・態度からは、企業全体の社風やビジネスレベルが垣間見えます。少しでも変に感じる、不快に感じるような場合には、本当に内定を受けて良いものかしっかり見極めることが大切です。(ライター:ナレッジ・リンクス/三河賢文)