履歴書の写真映りをよくするコツ
履歴書を作成する際、記載内容にばかり気を取られ、ついついおろそかにしがちなのが本人写真。手元に残っていた古い写真を使ったり、髪型や表情など気を使わず適当に撮影したり、中にはスーツ非着用で撮影する人もいるようです。
しかしこの本人写真、決して甘く見てはいけません。担当者にとっては、その写真があなたへの第一印象を決定づけるものになるかもしれないのです。本人写真の写りが良ければ、その分だけ好印象となり、「面接で会ってみたい」という気持ちに繋がるかもしれません。本人写真の写りを良くするためのポイントを確認していきましょう。
髪型を整えて明るい印象を出す
まず気をつけるべきなのが髪型。前髪が眉毛や目に掛かると、表情が暗く見えてしまいます。前髪を切る、もしくは横へ流すなどして、額を含めた顔全体がしっかり出るようにしましょう。もちろん、ボサボサだったり寝ぐせがついていたりするのはNGです。撮影前にしっかり鏡でチェックしてください。
クリエイティブ職などでは髪型自由という職場が多いかもしれませんが、アルバイトでない限り、できれば髪色は黒、あるいは暗めの茶髪などにとどめておくのが無難です。髪型も清潔感を意識して、撮影時はしっかり整えることが重要です。明るく染めた髪が問題ないと見なされるのは、アパレルや理美容、エステなどの一部業界だけです。
写真を撮る際の姿勢
写真撮影の際には、姿勢にも気をつけましょう。しっかり背筋を伸ばし、あごを引くようにしてください。目線はカメラのレンズに向けて、両手は両足の太もも上に置きます。猫背だと顔全体に影ができてしまって暗い印象を与えがちなので、背筋を伸ばすのが基本です。
「背筋を伸ばす」というと、後ろに反り返るようになる方が多いですが、それだと横柄な印象を与えてしまいます。お尻から頭までが一直線上にあることを意識し、頭頂部を真上に引っ張られているようなイメージで姿勢を正してください。
自然な笑みで好印象を作る
写真撮影となると、表情が固くなってしまう方は少なくありません。すると無表情に見えたり、まるでにらみつけているかのように写ったりしてしまうことがあります。
表情はリラックスした自然な笑顔を心がけます。歯を出して笑うのはいけませんが、口元の力を抜いて自然な笑みを作りましょう。目元も同様に力を入れず、優しくカメラのレンズに目を向けます。表情作りの苦手な方は、あらかじめ自宅などで鏡を見ながら練習しておくと安心です。なお女性の場合、メイクが濃くなりすぎないようにしてください。ナチュラルメイクが基本となります。
服装はスーツが基本
撮影時の服装は、スーツを基本として心がけましょう。職場が服装自由を承認している場合でも、スーツはもっとも無難な服装です。ただしアパレル関連などでは、写真からセンスを見られることもあります。派手な服装は避けつつ、スーツにとらわれず自分なりのコーディネートでのぞむのも良いでしょう。
履歴書に貼る写真は、できるだけ写真館などでプロに撮影してもらうのがオススメです。スピード写真でも撮影はできますが、やはり見栄えが違います。またプロの撮影なら、その場で見栄えの良い表情や姿勢などをアドバイスしてくれますし、焼き増しもできるメリットがあります。(ライター:ナレッジ・リンクス/三河賢文)