KLab 世界展開を加速する一方でハードな労働環境の改善も急務か 2012年12月11日 今日の口コミ&年収 ツイート 2014年卒の大学生の就活が12月1日からスタートした。特に、学生から注目を集めているのが、勢いのあるソーシャルゲームの会社だ。 事業の好調さはもちろん、ディー・エヌ・エーが初年度の年収500万、グリーは420万円~1500万円という高い給与も、学生にとって大きな魅力となっているのだろう。 ディー・エヌ・エーやグリーが高い給与で注目される一方、独自の社内制度「どぶろく制度」を打ちだしているのがKLabだ。 これは、標準労働時間の10%以内であれば、上司の承認なしでやりたい研究などの好きなことに時間を費やせる制度。個人の斬新なアイデアや、新しいサービスを生み出すことを目的としている。特にエンジニア志望の学生が関心を寄せているようだ。 KLabは、2000年に発足したケイ・ラボラトリーが前身。04年にKLabへと社名変更し、11年にはマザーズに上場。その後、12年に東証一部に上場した。 最近ではソーシャルゲーム事業の拡大。12年9月に初の世界市場向けゲーム「Lord of the Dragons」の提供を開始すると、米国アップストアの無料ゲームのカテゴリーで1位を獲得した。 同時に、シンガポールにグローバル展開を担うKLab Global、米国でもKLab Americaを設立。フィリピンのCYSCORPIONSも買収するなど、世界市場の開拓も進めている。矢継ぎ早の事業展開を進める同社はどんな会社なのか、キャリコネの口コミで見てみよう。 【その他の口コミ&年収記事はこちら】 「面接時には時と場合により残業がある場合もあるというないようだったが、いざ入社してみると入社二週間でいきなり徹夜勤務をさせられる。夜も22時いこうでないとほぼ帰れません」 20代後半の男性社員は、残業時間の長いことにつらさを感じると言う。この男性社員によると、全社的に長時間労働が蔓延(まんえん)しており、残業する人が評価される傾向もあると言う。 その過酷な労働環境の影響について、20代後半の男性社員は次のように話している。 「体調の不良の人やうつになる人も非常に多く人の移り変わりも極端に激しい。その事に人事などは全く気付いておらず、そういった話を人事にしても何も聞き入れてもらえない」 この男性社員の話の通りだとすると、管理部門では現場の労働環境について、見て見ぬふりをいているということなのだろうか。 そんな同社だが、仕事にやりがいはあると言う。元社員と思われる20代前半の男性は、こう述べている。 「新しもの好きであれば、挑戦のしがいのある会社でした。参加しているプロジェクトだけでなく、個人で自分の時間を使ってやったこともアピールポイントになります」 この男性は、新しいことに日々取り組むため、勉強会などで知識をつけることも、惜しまない会社だったと話している。 社員の声を拾ってみると、事業が好調に見える裏には、過酷な労働環境があるようだ。グローバル展開を成功させるためにも、加速する事業のスピードに追いついていない労働環境の改善・整備が急務だろう。 *「キャリコネ」は、社員が投稿した企業に関する口コミ、年収情報、面接体験などを共有するサイトです。2012年11月末現在、43万社、20万件の口コミが登録されています。
KLab 世界展開を加速する一方でハードな労働環境の改善も急務か
2014年卒の大学生の就活が12月1日からスタートした。特に、学生から注目を集めているのが、勢いのあるソーシャルゲームの会社だ。
事業の好調さはもちろん、ディー・エヌ・エーが初年度の年収500万、グリーは420万円~1500万円という高い給与も、学生にとって大きな魅力となっているのだろう。
ディー・エヌ・エーやグリーが高い給与で注目される一方、独自の社内制度「どぶろく制度」を打ちだしているのがKLabだ。
これは、標準労働時間の10%以内であれば、上司の承認なしでやりたい研究などの好きなことに時間を費やせる制度。個人の斬新なアイデアや、新しいサービスを生み出すことを目的としている。特にエンジニア志望の学生が関心を寄せているようだ。
KLabは、2000年に発足したケイ・ラボラトリーが前身。04年にKLabへと社名変更し、11年にはマザーズに上場。その後、12年に東証一部に上場した。
最近ではソーシャルゲーム事業の拡大。12年9月に初の世界市場向けゲーム「Lord of the Dragons」の提供を開始すると、米国アップストアの無料ゲームのカテゴリーで1位を獲得した。
同時に、シンガポールにグローバル展開を担うKLab Global、米国でもKLab Americaを設立。フィリピンのCYSCORPIONSも買収するなど、世界市場の開拓も進めている。矢継ぎ早の事業展開を進める同社はどんな会社なのか、キャリコネの口コミで見てみよう。
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「面接時には時と場合により残業がある場合もあるというないようだったが、いざ入社してみると入社二週間でいきなり徹夜勤務をさせられる。夜も22時いこうでないとほぼ帰れません」
20代後半の男性社員は、残業時間の長いことにつらさを感じると言う。この男性社員によると、全社的に長時間労働が蔓延(まんえん)しており、残業する人が評価される傾向もあると言う。
その過酷な労働環境の影響について、20代後半の男性社員は次のように話している。
「体調の不良の人やうつになる人も非常に多く人の移り変わりも極端に激しい。その事に人事などは全く気付いておらず、そういった話を人事にしても何も聞き入れてもらえない」
この男性社員の話の通りだとすると、管理部門では現場の労働環境について、見て見ぬふりをいているということなのだろうか。
そんな同社だが、仕事にやりがいはあると言う。元社員と思われる20代前半の男性は、こう述べている。
「新しもの好きであれば、挑戦のしがいのある会社でした。参加しているプロジェクトだけでなく、個人で自分の時間を使ってやったこともアピールポイントになります」
この男性は、新しいことに日々取り組むため、勉強会などで知識をつけることも、惜しまない会社だったと話している。
社員の声を拾ってみると、事業が好調に見える裏には、過酷な労働環境があるようだ。グローバル展開を成功させるためにも、加速する事業のスピードに追いついていない労働環境の改善・整備が急務だろう。
*「キャリコネ」は、社員が投稿した企業に関する口コミ、年収情報、面接体験などを共有するサイトです。2012年11月末現在、43万社、20万件の口コミが登録されています。