「内定持ち」は、すでに5割超え?! 2015年卒就活生の「衝撃アンケート」 2014年5月9日 仕事のエコノミクス ツイート 2015年卒の就職活動も、大企業の内定ラッシュが一段落したところだが、すでに5割以上の学生が内定を保有しているという調査結果が発表された。 就職情報サイト「ブンナビ!2015」は、会員の大学生・大学院生にアンケートを実施。428の有効回答の53.7%の学生が「すでに内定を保有している」と回答した。昨年同時期の37.5%から、約16ポイントも増加したという。 「就活終了」も3分の1を超えた 属性別に見ると、文系では48.5%、理系では59.9%が内定を保有。男女別では、男子58.3%、女子51.0%となっている。 また、全体の3分の1以上になる36.3%が「就職活動を終了する」と回答したということだ。すでに得ている内定先に満足し、これ以上就職活動を継続する必要がない、と考える人も少なくないということだ。調査元の担当者は、 「今年は求人倍率が高くなり、就職状況が改善されたと言われていましたが、それが数字として確認されました」 と明かした。企業の業績回復傾向を受けて、就活環境は改善しているようだ。 例年、4月中旬までに内定を獲得するのは、学歴が高くバイタリティがある上位層の学生だけだった。しかし今年は、中間層の学生も早い段階で内定を手に入れており、内定保有率が底上げされている傾向があるという。 学生の間にも楽観ムードが漂っており、企業へのプレエントリーとエントリーの数は、昨年の昨年の平均88.4社から74.4社にダウン。選考試験を受けた企業の数も、昨年平均16.1社から14.1社に下がった。 全体の平均はもう少し低いかも それでも4月中旬の内定保有率が5割以上というのは、かなり高い気もする。都心部にはリクルートスーツ姿の学生がまだまだ多い。一体どうなっているのか。就活状況に詳しい業界関係者は、「ブンナビ」登録者の特徴も反映されているのではないかと指摘する。 「リクナビやマイナビに登録している学生は多いですが、ブンナビにまで登録している就活生は、かなり『意識の高い学生』といっていいでしょう。中堅大学以上の学生の割合が高いことが予想され、結果として半数超えという数字が出ているのだと思います」 したがって就活生全体としては、内定率はそこまで高いとはいえないという。とはいえ、昨年よりも内定が取りやすくなっているのは確かなようだ。今年の就活生は、ぜひ今年のうちに内定を押さえておきたいものだ。 あわせて読みたい:学生に人事激怒「お前なめてんのか」
「内定持ち」は、すでに5割超え?! 2015年卒就活生の「衝撃アンケート」
2015年卒の就職活動も、大企業の内定ラッシュが一段落したところだが、すでに5割以上の学生が内定を保有しているという調査結果が発表された。
就職情報サイト「ブンナビ!2015」は、会員の大学生・大学院生にアンケートを実施。428の有効回答の53.7%の学生が「すでに内定を保有している」と回答した。昨年同時期の37.5%から、約16ポイントも増加したという。
「就活終了」も3分の1を超えた
属性別に見ると、文系では48.5%、理系では59.9%が内定を保有。男女別では、男子58.3%、女子51.0%となっている。
また、全体の3分の1以上になる36.3%が「就職活動を終了する」と回答したということだ。すでに得ている内定先に満足し、これ以上就職活動を継続する必要がない、と考える人も少なくないということだ。調査元の担当者は、
と明かした。企業の業績回復傾向を受けて、就活環境は改善しているようだ。
例年、4月中旬までに内定を獲得するのは、学歴が高くバイタリティがある上位層の学生だけだった。しかし今年は、中間層の学生も早い段階で内定を手に入れており、内定保有率が底上げされている傾向があるという。
学生の間にも楽観ムードが漂っており、企業へのプレエントリーとエントリーの数は、昨年の昨年の平均88.4社から74.4社にダウン。選考試験を受けた企業の数も、昨年平均16.1社から14.1社に下がった。
全体の平均はもう少し低いかも
それでも4月中旬の内定保有率が5割以上というのは、かなり高い気もする。都心部にはリクルートスーツ姿の学生がまだまだ多い。一体どうなっているのか。就活状況に詳しい業界関係者は、「ブンナビ」登録者の特徴も反映されているのではないかと指摘する。
したがって就活生全体としては、内定率はそこまで高いとはいえないという。とはいえ、昨年よりも内定が取りやすくなっているのは確かなようだ。今年の就活生は、ぜひ今年のうちに内定を押さえておきたいものだ。
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