50代女性セラピストの悔しい転職体験 売上トップなのに「スタッフは若い子だけにしたい」と排除され…… 2021年8月6日 キャリコネNEWS ツイート 良く思われていないのを確信した 収入アップやキャリアアップなど、新しい可能性を求めて転職に踏み出す人は少なくない。新たな職場で好条件に恵まれることもあるが、一方で「転職に失敗した」と嘆く人もいる。キャリコネニュースが実施した「転職」にまつわるアンケートには、さまざまな体験談が寄せられている。 今回は、福岡県の50代女性の転職エピソードを紹介する。(文:コティマム) 「やることなすこと、あとからクギを刺されて認められない」 女性はリラクゼーションセラピストとしての経験を活かし、新たに開業するサロンのオープニングスタッフとして働くことになった。 「50代の私でも快く採用されたうえ、『ぜひ店長として!手当も厚くします!』と業務委託で迎え入れられた」 サロンオープンの10日前に全員の顔合わせがあり、そこには女性を含めた経験者3人、そして未経験者が3人いた。6人で研修がスタートしたが、問題があった。 「マニュアルも何もなく、経験者にすべて丸投げされた。手技や流れを作らされ、短い期間で必死に指導した。私以外の経験者は自分の手技を出し惜しみ、年長者の私に任せっきり」 女性はこれまでの経験やノウハウから手技や流れを作り、オープンに間に合わせるため、ほかのスタッフにも必死で指導した。店は何とかオープンしたものの、未経験者は接客できるレベルではないため、経験者だけが施術に入る日々が続いた。合間を縫っては研修を重ね、女性なりにサロン運営に協力していたが、思いがけない声がかかってしまう。 「何とか1か月経つ頃。オーナーとの面談で『指導の仕方がパワハラに当たる』と言われ、その後研修に参加できなくなった。それではと接客に費やし、売上に貢献しようとコースアップやリピートにつなげるため努力した。1か月後の面談で、今度は『コースアップのやり方が強引なので、ほかのスタッフが自分にはできないと落ち込んでるので改善しろ』と」 必死にサロンに貢献してきた女性だが、そのやり方を注意され、「やることなすこと、あとからクギを刺されて認められない」状態になってしまった。さらにショックだったのは、「他の経験者が店長に任命」されたことだ。当初は女性が「店長に!」と言われていたが、話が変わってしまった。 オーナーの本音「スタッフは若い子だけの店にしたい」 女性は店長の話が流れた際、「良く思われていないのを確信した」という。 それでも毎月最も多く出勤し、長時間働いた。そして売上トップという実績を出し、他スタッフからも頼られていた。いつも深夜のラストまでシフトに入っていた女性は、シフト決めの際に「早出勤務」に変更を希望した。すると事態は急展開する。 「『その時間帯はこれから新人を入れる枠だから入れられない』と意味不明な理由で却下された。では『今までの時間帯で良い』と申し出ると、『店長との折り合いが悪いのでやりにくいだろうから退社して、新しく始める出張マッサージの方で頑張ってくれ。もう戻る場所はない』と言われた」 なんと話は退店へ発展。女性はその場で辞めさせられることになってしまった。納得がいかなった女性は労働基準監督署や弁護士に相談したが、業務委託のため保証もなく、辞めざるを得なかった。そんな時、ほかのスタッフから気になる話を耳にした。 「いずれ数店舗増やす予定で、オーナーが『スタッフは若い子だけの店にしたい』と言っていたという。サロンワークや手技などすべて経験者から無償で吸い上げ、徐々に年配の経験者を排除していくようだった」 女性はサロンを軌道に乗せるために、自分の経験や知識も惜しげなく提供してきた。技術やノウハウだけ吸い上げて追い出すのはひどい。サロンはすでにオープンして半年経っている。 「ある程度形が整ったサロンになったので、年配の私を体良く追い出し、すでに19歳の大学生を採用。独身男オーナー34歳のハーレム化が始まったようだ」 と女性は悔しさを滲ませている。 ※アンケート概要■実施期間2021年3月24日~■回答数58 ※7月28日時点(記事では、7月14日に寄せられた投稿を紹介)■アンケート対象キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー■実施方法アンケート集計ツール「クエスタント」を使用回答ページ https://questant.jp/q/HEKC3Q7B■質問項目・「転職に失敗・成功した!」と思ったエピソードを教えてください。【失敗の場合】どんなことが思っていたこと・最初に提示された条件と違ったのか、困った・大変だったことなど具体的にご執筆ください。【成功の場合】どんな時に成功したと実感したか、具体的にご執筆ください(例:年収が◯万円上がった、前職の上司と比べてこういうところがいい など)。 ※キャリコネニュースでは引き続き「転職失敗・成功エピソード」のほか「夏のボーナスいくらですか?」やオンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを実施しています。
50代女性セラピストの悔しい転職体験 売上トップなのに「スタッフは若い子だけにしたい」と排除され……
収入アップやキャリアアップなど、新しい可能性を求めて転職に踏み出す人は少なくない。新たな職場で好条件に恵まれることもあるが、一方で「転職に失敗した」と嘆く人もいる。キャリコネニュースが実施した「転職」にまつわるアンケートには、さまざまな体験談が寄せられている。
今回は、福岡県の50代女性の転職エピソードを紹介する。(文:コティマム)
「やることなすこと、あとからクギを刺されて認められない」
女性はリラクゼーションセラピストとしての経験を活かし、新たに開業するサロンのオープニングスタッフとして働くことになった。
サロンオープンの10日前に全員の顔合わせがあり、そこには女性を含めた経験者3人、そして未経験者が3人いた。6人で研修がスタートしたが、問題があった。
女性はこれまでの経験やノウハウから手技や流れを作り、オープンに間に合わせるため、ほかのスタッフにも必死で指導した。店は何とかオープンしたものの、未経験者は接客できるレベルではないため、経験者だけが施術に入る日々が続いた。合間を縫っては研修を重ね、女性なりにサロン運営に協力していたが、思いがけない声がかかってしまう。
必死にサロンに貢献してきた女性だが、そのやり方を注意され、「やることなすこと、あとからクギを刺されて認められない」状態になってしまった。さらにショックだったのは、「他の経験者が店長に任命」されたことだ。当初は女性が「店長に!」と言われていたが、話が変わってしまった。
オーナーの本音「スタッフは若い子だけの店にしたい」
女性は店長の話が流れた際、「良く思われていないのを確信した」という。
それでも毎月最も多く出勤し、長時間働いた。そして売上トップという実績を出し、他スタッフからも頼られていた。いつも深夜のラストまでシフトに入っていた女性は、シフト決めの際に「早出勤務」に変更を希望した。すると事態は急展開する。
なんと話は退店へ発展。女性はその場で辞めさせられることになってしまった。納得がいかなった女性は労働基準監督署や弁護士に相談したが、業務委託のため保証もなく、辞めざるを得なかった。そんな時、ほかのスタッフから気になる話を耳にした。
女性はサロンを軌道に乗せるために、自分の経験や知識も惜しげなく提供してきた。技術やノウハウだけ吸い上げて追い出すのはひどい。サロンはすでにオープンして半年経っている。
と女性は悔しさを滲ませている。
※アンケート概要
■実施期間
2021年3月24日~
■回答数
58 ※7月28日時点
(記事では、7月14日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/HEKC3Q7B
■質問項目
・「転職に失敗・成功した!」と思ったエピソードを教えてください。【失敗の場合】どんなことが思っていたこと・最初に提示された条件と違ったのか、困った・大変だったことなど具体的にご執筆ください。【成功の場合】どんな時に成功したと実感したか、具体的にご執筆ください(例:年収が◯万円上がった、前職の上司と比べてこういうところがいい など)。
※キャリコネニュースでは引き続き「転職失敗・成功エピソード」のほか「夏のボーナスいくらですか?」やオンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを実施しています。