• 無駄が多すぎる! スタートアップ→お堅いコンサル会社に転職し、大後悔の男性

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    「毎日通勤は無駄以外のなにものでもありません」

    コロナ禍の2022年3月、スタートアップからお堅いコンサル会社に転職した男性(50代前半)の悩みは深い。前職ではリモートワーク。出社しても通勤時間は往復1時間程度だった。しかし、今は毎日出勤、通勤時間は往復4時間だ。

    「明らかに作業効率も集中力も低下しています」と語る男性に、どんな変化があったのかを聞いてみた。(文:昼間たかし)

    オフィスは「まさに社畜!!といった雰囲気」

    –今年3月に転職されたとのことですが、転職を決められた理由はなんだったのでしょうか。

    「(前職の企業が)コロナ禍の影響で業績不振になったことと、オーナーが信用できなくなったからです」

    –前職のリモートワーク時には、毎日どんな働き方をしていたのですか?

    「9時頃起床、10時頃からメールチェック等しながら午前中はウォーミングアップ、お昼は基本、自炊ランチ、13時以降から午後は社内外zoom MTG、夕方は適当に休憩しつつルーティンワーク、特に急ぎの仕事が無ければ概ね19時頃には業務終了のイメージでした」

    –リモートワークに戻りたいと思っている理由は、なぜでしょうか。

    「通勤時間と執務場所が大きいです。これまで、集中して仕事したい時はタリーズとかに出かけて仕事してたのです。いまは、満員電車通勤とオフィスの自席に座りっぱなしなので集中力が持ちません」

    –通勤が往復4時間というのはかなり長いですね。どうやって電車内で過ごしていますか。

    「自宅の最寄りがJR線始発駅なので、行きは朝5時30分に起きて駅に向かい、基本は寝て通勤しています。帰りはラッシュ時間帯にあたるので、途中駅までは暫く立ちっぱなし。ようやく座れたら最寄駅まで寝ています」

    –今の会社は、なぜオフィスへの出社を求めるのでしょう?

    「まず母体が会計事務所なので、企業体質的に旧態依然としているためですね。職務でもクライアントの大切な数字を扱うのでガチガチのセキュリティーを求められています」

    –いま、オフィスの雰囲気は……。

    「まさに社畜!!といった雰囲気です。基本的に朝から晩までずっとオフィス内で、ロボットのように、自席でひたすら黙々とPCに向かって仕事するイメージです」

    –リモートワークに戻りたいということは、馴染めてませんよね。

    「本音は、リモートワーク中心の働き方に戻りたい一心ですが、私は入社してまだ3ヵ月、良いも悪いも転職は最初が肝心なので、今はただひたすら修行僧のように試練に耐えるしかないと半ばあきらめています。あぁ、自由に日々の働き方を自分のペースでコントロール出来ることはなんて幸せなのか?としみじみ思う今日この頃です。合掌……」

    職務内容ゆえにテレワークへの切り替えは絶望的。まだ転職から間もない現在は、次の転職を積極的には考えてないという。今後の展望を訊ねたところ、男性は次のように語った。

    「せめてもの息抜きに、昔から接点のある懇意な方の客先訪問アポを入れて気分転換するしかないですね」

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