• 新しい営業車を即行で鉄クズにした同僚  「伝説」となり数か月後に退職【後編】

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    仕事ができない同僚にやきもきしている人はいるだろうか。だがその程度ならマシかもしれない。「同僚にかなりやばいのがいました」と、埼玉県の40代前半の男性(専門職/コンサルタント・士業・金融・不動産/年収650万円)は打ち明けた。

    カラオケ製品の営業の仕事をしていたときの同僚で、年齢は当時40代前半くらい、カラオケ店の元店長だった。カラオケ好きだったが、営業成績が振るわず、支店長によく詰められていたという。支店長の指示で、新規のスナックへの営業に同行したとき、同僚のやばさに気づく出来事が起きたのだ。

    実際に試してもらうためにカラオケ製品を設置し、「試しに私が1曲歌いますね!」と言った同僚。70代のママに合わせて、定番の演歌を歌うだろうと思っていた男性だが……同僚が歌ったのは『夢見る少女じゃいられない』だった。

    「歌自体は悪くないけど、この場面でその選曲が……いや、お前おっさんだし……」

    高齢のママへの営業活動としては微妙だったようだ。結局、契約が不成立になったところまでは【前編】で伝えた通りだ。この同僚のやばいエピソードはまだまだ続く。(文:天音琴葉)

    新店舗のオープン20分前に「なんか焦げ臭い……」

    男性の担当する「中国人マスター」が新しく店をオープンすることになり、カラオケの設置工事に、その同僚を連れて行ったときのこと。

    「色々と作業が終わり『あと20分くらいで開店ですね! おめでとうございます!』って言ってるときに、なんか焦げ臭いんですよ。ん? 何か臭うよね? ってなり辺りを見渡すと、同僚が使ってたハンダゴテが電源入りっぱなしでカウンターの真ん中に置いてあり焦げて煙が出てました」

    男性は大急ぎでハンダゴテを拾ったが、カウンターの中央の一部が溶けてしまった。マスターに重ねて謝罪したが、オープン時間は変えられない。結局、開店祝いの花を傷が隠れるようにカウンターのど真ん中に置く羽目に。その数か月後、マスターに契約を解約されたという。

    「さっきピカピカだった新車が鉄クズ状態に」

    契約を取れないだけでなく、自分のミスで解約されるという失態を犯しながらも、同僚に反省の色は見られなかったようだ。その数日後、支店に新車の営業車がディーラーから届けられた際、ついにとんでもないことをやらかした。

    支店長から新車を立体駐車場に駐車してくるように指示された同僚は、数分後に何事もなく戻ってきた。だが……

    「通行人が慌てて会社に飛び込んできて、『すぐに来て下さい!』って。何事かと思い行ってみると……立体駐車場のパレット(編集部注:車両を載せる台)がグシャグシャに破壊され、さっきピカピカだった新車が鉄クズ状態に。原因は同僚が所定の位置から40センチも前に駐車したまんまで立体駐車場を操作した模様」

    営業センスだけでなく運転センスもなかった同僚。派手にやらかしておきながら、何食わぬ顔で戻ってきたことに、男性は何よりも衝撃を受けただろう。

    「新車を走行距離1キロで廃車にした同僚は伝説となり数か月後に辞めていきました。あそこまでやばい人は見た事ありません」

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