50代の残業が少ない企業ランキング2019

50代の残業が少ない企業ランキング2019

定年退職も視野に入り始める50代。親の介護と仕事の両立など、新たな問題に直面する人もいるでしょう。そんな50代の残業時間*が短いのはどの企業なのでしょうか? 「キャリコネ」の50代のユーザーが投稿したデータをもとに、残業時間が短い順にランキング化しました。

*本ランキングの残業時間とは、キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員が投稿した残業時間から算出したデータとなります。

【50代の残業が少ない企業ランキング】
※調査概要は下部に記載
2017年の厚生労働省の統計調査によると、日本の一般労働者の平均勤続年数は12.1年。これを今回のランキング上位企業の2018年3月31日現在の数値と比較すると、1位のパナソニックは22.9年、2位のシャープは22.8年と、日本の全体平均より勤続年数がかなり長くなっています。長く働き続けやすい環境であることがうかがえるでしょう。

また、パナソニックは、魅力ある勤務先を表彰する「エンプロイヤーブランド・リサーチ2018 ランスタッドアワード」においても総合1位を獲得。同社では20時完全退社がルールとなっているほか、介護と仕事の両立支援など、柔軟な働き方を実現する環境が整っています。2位のシャープではノー残業デーの設定、3位の日本アイ・ビー・エムでは在宅勤務制度の推進など、いずれも多様な働き方に合わせて労働時間の管理に積極的に取り組んでいる企業がランクインする結果となりました。それでは、トップ3入りした企業に寄せられた50代ユーザーの口コミもご紹介します。

1位:パナソニック(残業20.2時間/月)

「残業は月40時間以内と決まっており、現実は20時間程度。休日出勤はない。残業分の給料は支払われる。不満はない。今現在は20時までに退社するよう上司から指示がある。ということで残業はそこそこで給料もやった分は支払われる」
(技術関連職/50代後半男性/年収750万円/2017年度)

「残業はほとんどありませんでした。時期的に3時間程度残業するときはもちろんあります。また、休日出勤が少々あるときもあります。休日出勤した後は、代休や有休を心置きなく消化できるので非常に働きやすかったです。上長とのミーティングも、人にはよりますが、自分の思いをストレートに伝えることができ、風通しの良い会社でした」
(代理店営業/50代前半男性/年収700万円/2016年度)

2位:シャープ(残業21.8時間/月)

「仕事が溜まったときや、仕事の締め切りが近づいたときは、残業、休日出勤を申請しています。各自が仕事の効率化を真剣に考えて行動するようになっています。そのための啓蒙活動も全社で盛んに実施されています。残業がしにくくなったことで、自己啓発や家庭サービスにも力を入れることができます」
(ハードウェア関連職/50代前半男性/年収700万円/2015年度)

「残業・休日出勤は『プロジェクトが遅延している』『締め切り直前に問題発生』などの場合のみであった。残業代は100%支払われるので、サービス残業はない。その点は非常に良い」
(プロジェクトマネージャー/50代前半男性/年収800万円/2014年度)

3位:日本アイ・ビー・エム(残業27.3時間/月)

「裁量制なので残業代はゼロ。残業・休日出勤は強制されるものではないし、残業・休日出勤が多ければ貢献度が高いと評価されるものでもない。要領良く仕事をして残業を作らなければ良く、合理的なオペレーションといえる」
(プリセールス/50代前半男性/年収1100万円/2013年度)

「残業も休日出勤もかなり自由裁量があることは良かったです。勤務時間もフレックス制度があり、与えられた仕事に影響がなければ、勤務時間も、家庭の事情も加味してかなり自由にセルフコントロールができ、ワークライフバランスの観点で満足度は高い。ただし、職場によっては、残業等の自由裁量がある半面、個人の健康管理面は自己管理能力がかなり要求される面もある」
(コンサルタント/50代前半男性/年収1200万円/2011年度)

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<調査概要> 「50代の残業が少ない企業ランキング」
調査対象:『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に50代のユーザーから給与・残業情報が10件以上寄せられた企業
対象期間:2013年4月1日~2018年3月31日
回答者:キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員
※本ランキングはユーザーが投稿したデータをもとに作成しており、企業が公開している残業時間データとは乖離がある場合があります

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