激務、理不尽、不安な将来…年収1000万円を稼ぐ人たちの苦悩 2013年3月1日 キャリコネ調査班 ツイート 1000万円。この数字は働く人にとって“夢の年収”だろう。1000万円の年収があれば、家も車も気兼ねなく買えるし、海外旅行も好きなだけ行けるからだ。 ただ、現実は厳しい。日本のサラリーマンの平均年収は約409万円(国税庁・平成23年民間給与実態統計調査結果)で、年収1000万円以上の世帯の割合は全体の約13%(平成18年の国民生活基礎調査)しかいない。つまり、年収1000万円の会社員は、まさに選ばれた“エリート”なのだ。 一方で、みなさんは、1000万円という給与をもらう人が、どんな働き方をしているかを想像したことがあるだろうか? そこで、今回はコンサル、商社、広告代理店と、3つの業界で1000万円前後の年収を稼いでいる人たちを取材し、労働環境やワーク・ライフ・バランスの実態を探ってみた。 ◇ コンサルタント:実は年収600万円の人より低い時給 最初に紹介するのは、コンサルティング会社のアクセンチュアに務めるAさん(男性・30代前半)だ。Aさんは新卒でアクセンチュアに入社。今は銀行へのコンサルティングを中心に、ITシステムの導入や新システムの移行業務などのプロジェクトを手がけている。 その仕事内容は、銀行との折衝や、報告書の作成、ミーティング、開発会社のコントロールなど、「とにかく忙しい毎日」(Aさん)と言う。 【関連記事】 元キャバ嬢、中卒ヤンキーでも「公平評価」 光通信の「完全実力主義」 書類作成だけで年収1000万!? 女性総合職を生かせない伊藤忠商事 やっぱりミクシィ社内は停滞していた! 異色の新社長に集まる期待
激務、理不尽、不安な将来…年収1000万円を稼ぐ人たちの苦悩
1000万円。この数字は働く人にとって“夢の年収”だろう。1000万円の年収があれば、家も車も気兼ねなく買えるし、海外旅行も好きなだけ行けるからだ。
ただ、現実は厳しい。日本のサラリーマンの平均年収は約409万円(国税庁・平成23年民間給与実態統計調査結果)で、年収1000万円以上の世帯の割合は全体の約13%(平成18年の国民生活基礎調査)しかいない。つまり、年収1000万円の会社員は、まさに選ばれた“エリート”なのだ。
一方で、みなさんは、1000万円という給与をもらう人が、どんな働き方をしているかを想像したことがあるだろうか? そこで、今回はコンサル、商社、広告代理店と、3つの業界で1000万円前後の年収を稼いでいる人たちを取材し、労働環境やワーク・ライフ・バランスの実態を探ってみた。
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コンサルタント:実は年収600万円の人より低い時給
最初に紹介するのは、コンサルティング会社のアクセンチュアに務めるAさん(男性・30代前半)だ。Aさんは新卒でアクセンチュアに入社。今は銀行へのコンサルティングを中心に、ITシステムの導入や新システムの移行業務などのプロジェクトを手がけている。
その仕事内容は、銀行との折衝や、報告書の作成、ミーティング、開発会社のコントロールなど、「とにかく忙しい毎日」(Aさん)と言う。
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