女性の生涯未婚率トップは「情報処理技術者」 原因は「仕事のキツさ」か 2014年2月12日 仕事のエコノミクス ツイート 教育学博士の書いたブログ「データえっせい」の「職業別の生涯未婚率」というエントリーが、働く人の間で話題になっている。2012年の総務省「就業構造基本調査」を元に、どの職業が結婚しやすく、どの職業が結婚しにくいのかを算出したものだ。 「正規職員男女」で未婚率が一番高かったのは「情報処理技術者」で50.4%。以下「音楽家、舞台芸術家」(50.0%)、「美術家、デザイナー、写真家、映像撮影者」(41.1%)と続く。 未婚率が低いのは「金融・保険専門職」 生涯未婚率とは、「45~49歳」と「50~54歳」の未婚率の平均値から、生涯を通して未婚と仮定される人の割合を示すものだ。生々しい数字に、ネットには「これはまずい」といったコメントが出ている。 「わぁ、これスポットライト当てたらあかんヤツや」 「女性エンジニア、(職場で女性は)レアだから人気なのかと思ったけど」 ただし、女性エンジニアの未婚率の高さは、必ずしも「結婚できない職業」だからともいえない。仕事があまりにもキツいために、結婚後に働き続けられないため、残った女性の生涯未婚率が高くなってしまう、という状況もあるようだ。 他に女性の未婚率が高いのは「営業・販売事務従事者」(33.3%)や「著述家、記者、編集者」(29.2%)。ともにエンジニア同様、終業時間が不規則だったり、長時間労働だったりする職種である。 逆に、結婚してからも仕事を続けやすい「経営・金融・保険専門職業従事者」(3.8%)は、生涯未婚率が非常に低くなっている。企業も「女性社員の定着」を目指すなら、それなりの配慮が必要だということだろう。 意外なのは、情報処理技術者の男性の未婚率は17.3%と低く、女性との差が大きかったことだ。いくら仕事がキツくても、いちど結婚してしまったら辞められないと、苦しんでいるのかもしれない。 あわせてよみたい:バレンタインで社長に媚び売る会社
女性の生涯未婚率トップは「情報処理技術者」 原因は「仕事のキツさ」か
教育学博士の書いたブログ「データえっせい」の「職業別の生涯未婚率」というエントリーが、働く人の間で話題になっている。2012年の総務省「就業構造基本調査」を元に、どの職業が結婚しやすく、どの職業が結婚しにくいのかを算出したものだ。
「正規職員男女」で未婚率が一番高かったのは「情報処理技術者」で50.4%。以下「音楽家、舞台芸術家」(50.0%)、「美術家、デザイナー、写真家、映像撮影者」(41.1%)と続く。
未婚率が低いのは「金融・保険専門職」
生涯未婚率とは、「45~49歳」と「50~54歳」の未婚率の平均値から、生涯を通して未婚と仮定される人の割合を示すものだ。生々しい数字に、ネットには「これはまずい」といったコメントが出ている。
ただし、女性エンジニアの未婚率の高さは、必ずしも「結婚できない職業」だからともいえない。仕事があまりにもキツいために、結婚後に働き続けられないため、残った女性の生涯未婚率が高くなってしまう、という状況もあるようだ。
他に女性の未婚率が高いのは「営業・販売事務従事者」(33.3%)や「著述家、記者、編集者」(29.2%)。ともにエンジニア同様、終業時間が不規則だったり、長時間労働だったりする職種である。
逆に、結婚してからも仕事を続けやすい「経営・金融・保険専門職業従事者」(3.8%)は、生涯未婚率が非常に低くなっている。企業も「女性社員の定着」を目指すなら、それなりの配慮が必要だということだろう。
意外なのは、情報処理技術者の男性の未婚率は17.3%と低く、女性との差が大きかったことだ。いくら仕事がキツくても、いちど結婚してしまったら辞められないと、苦しんでいるのかもしれない。
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