職場の飲み会なんて大嫌い! ならば「ランチ」をうまく使おう 2014年2月19日 仕事のエコノミクス ツイート 「上司や先輩と飲みに行きたくない」――。ここ最近、常に上位にあげられる働く若者の悩みだ。「そもそも酒が飲めない」という意見のほか、「どうでもいい雑談をするのがつまらない」「上司の自慢話と説教がうざい」といった声もある。 職場で顔を合わせているのに、仕事が終わった後も嫌な上司と過ごすのは苦痛だ。しかも、上司が全額おごってくれるとも限らない。酔っ払った上司にネチネチと説教をされながら、割り勘で数千円とられることもあるのだ。 酒を入れずに、深い話もできる とはいえ、飲食の場で交わす非公式なコミュニケーションが、仕事によい影響をもたらすことがあるのも事実だ。お互いの人となりが理解でき、そこから生まれた信頼感が仕事の円滑化につながったりすることもある。 ミスをして上司に叱責されたときにも、ベースとなる信頼関係があるかないかで、感じ方が変わってくる。それでは、どうしても飲み会が苦手な人はどうすればいいのか。 はてな界隈で人気のブロガー、ヅラ美さんがすすめるのは、昼食の時間だ。「会社の飲み会は大嫌いだけど、上司と1対1のランチなら行きますよ」という記事を昨年12月に投稿している。 ヅラ美さんも、酒が苦手で雑談も楽しくない、などの理由で、職場の飲み会が「大嫌いったら大嫌い」だが、1対1のランチは嫌ではないという。ランチなら酒も入っていないし、深い話ができる。 「実際、嫌いだった上司と2人きりで話した時、親身になってくれて嬉しかった事もある」 と書き、ランチで相手の意外な良さに気づくこともあったという。 食後のリラックスした時間が「ゴマすり」に最適 ランチが上司との交流に最適、とする人は少なくない。営業コンサルタントの伊庭正康氏も、ウレぴあ総研に掲載した「『ランチ』が出世を決める!『愛され部下』になる『ビジネスランチ術』」という記事で、上司とのランチが出世のチャンスになると指摘する。 伊庭氏は、上司との会話は、上司個人が話題になるネタにすることを推奨。天気やスポーツなどの当たり障りのない話題よりも、「上司の過去話」や「家族の話題」に踏み込むと、好印象を与えることができるという。 元キャリア官僚で、兵庫県立大学大学院教授の中野雅至氏は、プレジデント・オンラインの記事で、上司にゴマすりするタイミングの重要性を説いている。役所勤めの経験では、朝の早い時間だと不機嫌な人が多く、帰宅モードの夜に話しかけても嫌がられてしまう。 一番いいのが昼食を食べたあとで、この時間帯はみなリラックスしているので、仕事の話もゴマすりも聞き入れやすい、としている。上司とランチを食べて、一息ついたときに仕事の相談なんかをするのはよさそうだ。 ランチでコミュニケーションをとっていれば、夜の会合に出なくても「あいつは付き合いが悪い」という印象を与えずにも済むのではないか。 あわせて読みたい:「ワタミという会社を選んで良かった」
職場の飲み会なんて大嫌い! ならば「ランチ」をうまく使おう
「上司や先輩と飲みに行きたくない」――。ここ最近、常に上位にあげられる働く若者の悩みだ。「そもそも酒が飲めない」という意見のほか、「どうでもいい雑談をするのがつまらない」「上司の自慢話と説教がうざい」といった声もある。
職場で顔を合わせているのに、仕事が終わった後も嫌な上司と過ごすのは苦痛だ。しかも、上司が全額おごってくれるとも限らない。酔っ払った上司にネチネチと説教をされながら、割り勘で数千円とられることもあるのだ。
酒を入れずに、深い話もできる
とはいえ、飲食の場で交わす非公式なコミュニケーションが、仕事によい影響をもたらすことがあるのも事実だ。お互いの人となりが理解でき、そこから生まれた信頼感が仕事の円滑化につながったりすることもある。
ミスをして上司に叱責されたときにも、ベースとなる信頼関係があるかないかで、感じ方が変わってくる。それでは、どうしても飲み会が苦手な人はどうすればいいのか。
はてな界隈で人気のブロガー、ヅラ美さんがすすめるのは、昼食の時間だ。「会社の飲み会は大嫌いだけど、上司と1対1のランチなら行きますよ」という記事を昨年12月に投稿している。
ヅラ美さんも、酒が苦手で雑談も楽しくない、などの理由で、職場の飲み会が「大嫌いったら大嫌い」だが、1対1のランチは嫌ではないという。ランチなら酒も入っていないし、深い話ができる。
と書き、ランチで相手の意外な良さに気づくこともあったという。
食後のリラックスした時間が「ゴマすり」に最適
ランチが上司との交流に最適、とする人は少なくない。営業コンサルタントの伊庭正康氏も、ウレぴあ総研に掲載した「『ランチ』が出世を決める!『愛され部下』になる『ビジネスランチ術』」という記事で、上司とのランチが出世のチャンスになると指摘する。
伊庭氏は、上司との会話は、上司個人が話題になるネタにすることを推奨。天気やスポーツなどの当たり障りのない話題よりも、「上司の過去話」や「家族の話題」に踏み込むと、好印象を与えることができるという。
元キャリア官僚で、兵庫県立大学大学院教授の中野雅至氏は、プレジデント・オンラインの記事で、上司にゴマすりするタイミングの重要性を説いている。役所勤めの経験では、朝の早い時間だと不機嫌な人が多く、帰宅モードの夜に話しかけても嫌がられてしまう。
一番いいのが昼食を食べたあとで、この時間帯はみなリラックスしているので、仕事の話もゴマすりも聞き入れやすい、としている。上司とランチを食べて、一息ついたときに仕事の相談なんかをするのはよさそうだ。
ランチでコミュニケーションをとっていれば、夜の会合に出なくても「あいつは付き合いが悪い」という印象を与えずにも済むのではないか。
あわせて読みたい:「ワタミという会社を選んで良かった」