イケイケ業界人の日常歌う ヒップホップグループ「リーマンマイク」がチャート1位 2014年5月16日 仕事のエコノミクス ツイート メンバー全員が現役サラリーマン、OLのヒップホップグループ「リーマンマイク」が、マスコミや広告業界関係者から注目を集めている。 Facebookページなどによると、コンセプトは「史上初!サラリーマンの、サラリーマンによる、サラリーマンのための、リアルHIPHOP!」。メンバーは全員「オーバー30の現役サラリーマン」だが、「頭の中は仕事の納期とラップのことだけ」だという。 セクハラされても「ほんとに売上とりたーい」 イケイケ業界人 主要メンバーは「ぎょうざくん」を中心とした9人だが、それ以外にも「構成員」がいる。全員がスーツ姿にサングラスという出で立ち。本業がサラリーマンなので「身バレ」を気にしているのだろう。 数年前からクラブやイベントなどで活動していたようだが、4月17日に発売されたデビュー・アルバム「リーマンアルバム」が、iTunesのヒップホップチャートで1位を獲得した。アッパー系の作りこまれたサウンドも印象的だが、特徴的なのはその歌詞だ。 同アルバムに収録されている「接待」では、「この案件あと一押しだから 今日はちょっと高めの居酒屋」などと、サラリーマンが得意先を必死にヨイショする様子が歌われる。OLパートでは、自分の手や腰、お尻まで撫でられるも、 「パパママほんとにごめんなさーい でもほんとに売上とりたーい」 と韻を踏む。大手広告代理店がクライアントを接待する様子を表しているのだろう。契約のために女性社員が自らコンパニオン役になるという、肉食ぶりが凄い。 彼らの夜遊びをテーマにした「合コン歌」でも、業界人のイケイケぶりを歌っており、 「おいおい舌入れろって言っただろ! 王様の命令は絶対!!」 などとひたすら下品。また、学生の就活については「オラ!聞いとけ! そこのタリ〇ズにたまる フェ〇スのバカども 今に分かること テニサーなんて本当意味ない」と、サラッと某有名女子大をdisって(批判して)いる。 「西麻布界隈で遊んでるリーマン、OLしか狙ってない」 「サラリーマン」をコンセプトにしたアーティストは、上司や取引先、家族に対する弱い立場について、悲哀を込めて歌うことが多い。 一方、リーマンマイクのぎょうざくんは、明るくポジティブだ。広告業界人やベンチャー経営者らが登場するインタビューサイト「GGGG ~Good Girl Good Guy~」で、 「リーマンマイクは、アラサーの西麻布界隈で遊んでる、サラリーマン、OLに共感を感じてもらえると思ってます。むしろそこしか狙ってない」 とゴキゲンだ。そうしたコンセプトの徹底が、仕事も遊びも派手な業界人から「あるある」と言われる所以なのだろう。 彼らのイケイケぶりに懐かしさを感じたのか、iTunesのレビュー欄には「バブル期を思い出すソングです」という感想があった。また、子持ちの男性からは、 「家族全員で聞いております。私は『接待』、妻は『合コン歌』、5歳になった息子は『公開処刑』、先月3歳になったばかりの娘は『丸の内の狂犬』をとても気に入っております」 というコメントも寄せられていた。 あわせて読みたい:広告業界で横行する「酷すぎる下請けいじめ」 最新記事は@kigyo_insiderをフォロー/キャリコネ編集部Facebookに「いいね!」をお願いします
イケイケ業界人の日常歌う ヒップホップグループ「リーマンマイク」がチャート1位
メンバー全員が現役サラリーマン、OLのヒップホップグループ「リーマンマイク」が、マスコミや広告業界関係者から注目を集めている。
Facebookページなどによると、コンセプトは「史上初!サラリーマンの、サラリーマンによる、サラリーマンのための、リアルHIPHOP!」。メンバーは全員「オーバー30の現役サラリーマン」だが、「頭の中は仕事の納期とラップのことだけ」だという。
セクハラされても「ほんとに売上とりたーい」
主要メンバーは「ぎょうざくん」を中心とした9人だが、それ以外にも「構成員」がいる。全員がスーツ姿にサングラスという出で立ち。本業がサラリーマンなので「身バレ」を気にしているのだろう。
数年前からクラブやイベントなどで活動していたようだが、4月17日に発売されたデビュー・アルバム「リーマンアルバム」が、iTunesのヒップホップチャートで1位を獲得した。アッパー系の作りこまれたサウンドも印象的だが、特徴的なのはその歌詞だ。
同アルバムに収録されている「接待」では、「この案件あと一押しだから 今日はちょっと高めの居酒屋」などと、サラリーマンが得意先を必死にヨイショする様子が歌われる。OLパートでは、自分の手や腰、お尻まで撫でられるも、
と韻を踏む。大手広告代理店がクライアントを接待する様子を表しているのだろう。契約のために女性社員が自らコンパニオン役になるという、肉食ぶりが凄い。
彼らの夜遊びをテーマにした「合コン歌」でも、業界人のイケイケぶりを歌っており、
などとひたすら下品。また、学生の就活については「オラ!聞いとけ! そこのタリ〇ズにたまる フェ〇スのバカども 今に分かること テニサーなんて本当意味ない」と、サラッと某有名女子大をdisって(批判して)いる。
「西麻布界隈で遊んでるリーマン、OLしか狙ってない」
「サラリーマン」をコンセプトにしたアーティストは、上司や取引先、家族に対する弱い立場について、悲哀を込めて歌うことが多い。
一方、リーマンマイクのぎょうざくんは、明るくポジティブだ。広告業界人やベンチャー経営者らが登場するインタビューサイト「GGGG ~Good Girl Good Guy~」で、
とゴキゲンだ。そうしたコンセプトの徹底が、仕事も遊びも派手な業界人から「あるある」と言われる所以なのだろう。
彼らのイケイケぶりに懐かしさを感じたのか、iTunesのレビュー欄には「バブル期を思い出すソングです」という感想があった。また、子持ちの男性からは、
というコメントも寄せられていた。
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