食料品業界の働きやすい企業ランキング2018

食料品業界の働きやすい企業ランキング2018

本ランキングは、「キャリコネ」のユーザーによる「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目の評価の平均点(総合評価)が高い食料品業界に属する企業をまとめたものです。

【食料品業界の働きやすい企業ランキング】

※調査概要は下部に記載

 

1位:味の素

~アミノ酸技術などに強みを持つ総合食品メーカー大手~

「味の素」は、2017年4月から8時15分始業、16時30分終業の「1日7時間15分勤務」を導入していることで知られています。不満らしい不満を漏らす口コミが少なく、労働時間以外の面でも高い評価を受けているのが印象的でした。

「残業は部署や業務内容によるが、深夜に及ぶような残業はほとんどない。残業代も全て支払われるため、やらされている感じはない。全社的に労働時間を減らしていくことが求められているため、早く切り上げて帰ることや、有休を取ることに対する後ろめたさは少ない。労働時間については相当恵まれている環境だと思う」
(営業企画 30代前半 男性 年収700万円)

「残業は月30時間程度、休日出勤はほとんどありません。残業代は当然でますし、何の不満もありません。自分で残業時間を調整することもできるので、柔軟な働き方ができ、プライベートの充実も図れていると思います。フレックスタイム制度の導入やコアタイムの廃止などで、今後ますます柔軟な働き方ができてくると思います」
(法人営業 30代前半 男性 年収850万円)

2位:明治
~明治ホールディングス傘下のチョコレート菓子最大手~


明治ホールディングスは、労働時間の適性化や育児・介護と両立しやすい職場環境づくりに取り組んでいます。女性の活躍に向けた取り組みも盛んで、産前産後休暇、育児休業後の復帰率、定着率(※)は100%。ベスト5のなかでは突出して高い評価項目こそありませんが、バランスよく高得点を獲得しています。
※復職後、6か月経過しても在籍している従業員の割合

「繁忙期は残業することも増えますが、基本的には7時にはほぼ全員が退社しています。休日出勤をした際には振替休日を取ることが出来ます。振替休日が残っていると、しっかり休むようにと上司からも指示があります。会社としては長期休暇はありませんが、海外旅行など、有給休暇を取得し休むことも可能です」
(法人営業 20代後半 女性 年収550万円)

「食品会社ということで、幅広い商品、そして世の中でかなり知れ渡っている商品を取り扱っている部分は誇りに感じる。国内市場が成熟するなかで、今後、さらに海外の市場開拓が重要になってくると思っています。そこのあたりに携わることに意義を感じることができれば大きなやりがいになるのではないかと思います」
(企画営業 30代後半 男性 年収800万円)

3位:ネスレ日本
~チョコレート大手。コーヒー「ネスカフェ」を展開するネスレの日本法人~


神戸に本社を置くネスレ日本は、2008年からダイバーシティの取り組みを開始。高岡浩三社長を中心にさまざまな社内変革を推進し、経済系メディアなどでも注目を浴びてきました。評価項目別に見てみると、「休日の満足度」が10社中1位で、特に高い得点となっています。

「ほとんど残業がありません。そのため、プライベートの時間はしっかり取れます。資格を取るための勉強の時間に充てることが可能です。工場での勤務であれば交代勤務になるので、夜勤なども発生します。ただし、休日は本社や支社、工場どれも変わりがないのでしっかり休みが取れます」
(技術関連職 20代前半 男性 年収300万円)

「産休、育休に関しては、その境遇にあるほぼすべての女性社員が有効に活用しており、正社員でなくとも職場復帰する女性もいるほどです。工場には保育園が併設されているなど、社員の子育てを応援する文化が根付いており、育児を理由に退職する女性社員はほとんどいません。男性社員も育休を取得可能です」
(ルートセールス 30代後半 男性 年収600万円)

4位:森永乳業
~海外市場開拓も活発。乳製品業界2位~


同社は2017年から日清製粉グループ本社など大手食品メーカー4社と協力し、女性活躍推進や働き方改革といった業界が抱える共通課題を研究。働き方改革を進めるべく、「ダイバーシティ推進委員会」と「ワークスタイル変革委員会」のふたつの社内組織を新設しています。給与や福利厚生の充実ぶりを指摘する口コミも多いようです。

「出張時に精算システムがあり、それなりの出張旅費が出ます。出張時の食事代プラスアルファくらいの額です。また、各営業所支社にて、社内レクリエーションがあり楽しく過ごせる環境だと思います。異動の際の送別会、歓迎会もしっかりやっているので、人を大事にするという意味でちゃんとした人間味がある会社だと思います」
(代理店営業 30代前半 男性 年収550万円)

「福利厚生は充実しており素晴らしい。営業職の社員に対しては半年に一回だがスーツ代の支給があった。借り上げ社宅制度もあり、当時5000円位で新築のアパートに住むことができた。商品も社割で買う機会もあった」
(代理店営業 20代後半 男性 年収350万円)

5位:ハウス食品 
~創業100年以上の老舗。2013年に「ハウス食品グループ本社」傘下に~


「ハウス食品」は2013年に持ち株会社制に移行し、「ハウス食品グループ本社」に商号変更。別途「ハウス食品」は新設され、カレールウやスパイス等の香辛食品や加工食品事業を営むグループ会社となりました。ハウス食品グループは半日単位や時間単位での有給休暇取得ができる制度を導入しており、2時間単位での取得が可能。その他の働きやすい環境づくりにも力を入れ、口コミでも時間外労働削減への意識や、育児・介護との両立支援に関する高評価が目立ちます。

「非常に環境は行き届いています。出産、育児、介護休暇を取られた方はたくさんいて、とりやすい状況にあります。時短もとれますし、残業免除も可能です。2時間の時短や3歳になるまで取られている方もおられます」
(その他職種 40代前半 女性 年収500万円)

「基本的には早く帰ることを推奨されるので、残業は少ない。時期によってはどうしても多くなってしまうこともあるが、残業代は全てつくので、損をすることはない。サービス残業はやめろと言われることが多いので、全社的にそこは徹底されているように感じる。残業に関して特に不満を感じることはない」
(商品企画 20代後半 男性 年収600万円)

6位:日本ハム

「大手メーカーということで福利厚生面でも比較的手厚いほうだと思う。食品業界は他業界と比較しても業績安定しているので賞与面でも多くはないが、比較的安定して満足できるレベルではないかと思う」
(技術関連職 30代前半 男性 年収600万円)

7位:日清食品

「(報酬について)同業他社と比較して、かなり良いと思います。20代初めころは、他社とあまり変わりはありませんが、27歳以降(4年目以降)は年収600万円ほどになります。残業手当を入れると700万円ほどもらっていました。残業に関しては、あまり多くないですが、忙しい時期には30時間以上はします。その分手当としてもらえるので不満は全くありません」
(ルートセールス 10代後半 男性 年収700万円)

8位:不二家

「土日祝日休み(一部例外の祝日あり)のため、休みが少ないというわけではないと思う。その他の福利厚生としては家賃補助があり、社員の負担が25%ほどで住めるのでとても助かっている。借上げのため、他の社員とも被らない」
(ルートセールス 20代後半 男性 年収350万円)

9位:ブルボン

「ラインナップも豊富なので、取引先に提案しがいがある。スーパーなどでは自社の製品だけで大部分を占めるところもあります。なので、プライベートでスーパーに行っても、楽しめます」
(販売促進 20代前半 男性 年収250万円)

9位:雪印メグミルク

「福利厚生はかなり良いと思います。社宅あり、通勤手当てあり。残業時間は月に30時間までで、それを越える場合、上司への申請が必要です。申請は、隔月でないとできないため、30時間で収まりきらない分は、まとめて翌月に申請してる人も多いです」
(技術関連職 20代後半 男性 年収550万円)

<調査概要> 「食料品業界の働きやすい企業ランキング」
調査対象:『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「食品①〜⑤」に記載の企業のうち、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業
対象期間:2015年4月1日~2018年3月31日
回答者:キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員
採点項目:以下6項目の評価の平均点(総合評価)
「労働時間の満足度-残業や長時間労働がないか」
「仕事のやりがい-楽しいか、意義を感じるか」
「ストレス度の低さ-心身に疲弊感はないか」
「休日の満足度-休みがあるか、有休を取れるか」
「給与の満足度-金額は十分か、割に合うか」
「ホワイト度-ブラック企業でないかを総合判断」

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