物流系職種の年収が高い企業ランキング2018

物流系職種の年収が高い企業ランキング2018

本ランキングは、「キャリコネ」のユーザーが投稿した情報をもとに、「物流系職種」の平均年収*が高い企業をまとめたものです。

物流系職種と聞くと、一般的に商品を倉庫で保管・荷役し、店舗・個人等に運搬するまでの過程に携わる仕事を思い浮かべるでしょう。ここでは旅客輸送に携わる職種も物流系として分類しており、輸送手段には陸運、海運、空運の全てが含まれます。一口に物流系職種といっても、ドライバー、パイロット、フライトアテンダント、鉄道乗務員、船舶乗務員、倉庫管理など多岐に渡る職種が存在します。

「力仕事」「立ち仕事」のイメージが強い職種もありますが、実際に年収が高いのはどんな企業なのでしょうか?

*本ランキングの平均年収とは、キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員が投稿した給与情報から算出したデータとなります。

【物流系職種の年収が高い企業ランキング】
※調査概要は下部に記載
1位:JR東日本(東日本旅客鉄道)(平均年収486万円)
――国内最大の旅客鉄道会社。プロフェッショナル採用「駅・乗務員」コースの場合、駅員業務を身につけた後、試験を経て車掌・運転士としてデビュー。大卒の初任給は21万2290円(※)

「現場において駅や乗務員と言った職種に就くと、夜勤(泊まり勤務)が発生するため手当がそれなりに多く付きます。乗務員であれば時間に追われるなどの精神的な疲労は溜まりやすいが、夜勤手当に加えて乗務手当なども加算されるので、部内外問わず人気があります」
(物流サービス/20代後半男性/年収555万円/2009年度)

「うちの会社は学力試験で昇進できるため、やる気さえあれば30代前半で管理職になれます。(高卒でも)(大卒はもっと早くなる人もいます)一般職は給与は普通だから、子どもの大学進学を考えるなら早めに昇進試験を受けて管理職になっておきたいところ。学歴は昇進試験では見ないから昇進の機会は全員にあるためやりがいはあります」
(物流サービス/40代前半男性/年収1040万円/2009年度)

※2018年度・東京23区勤務の場合

2位:ANA(全日本空輸)(平均年収396万円)
――グループとして売上高、旅客数共に国内首位。客室乗務員の給与は、基本給に加え、深夜労働手当、土日出勤手当、乗務手当、職務手当など諸手当が厚い

「仕事内容から思えば、給与は相応額もらえていたと思います。また、宿泊時の手当や福利厚生なども大企業らしく充実していました」
(物流サービス/20代後半女性/年収390万円/2010年度)

「現在の報酬額については、20代男性の新卒としては妥当なレベルだと判断できます。また、査定についても、個人的な感情で動くようなものはなく、真面目で安定している日本企業ならではの評価だと思われます(外資系企業と比較して)」
(物流サービス/20代前半男性/年収300万円/2009年度)

3位:日本通運(平均年収388万円)
――陸運・海運・空運のすべての輸送モードをカバーする総合物流会社。物流の現場で働く技能職、顧客に物流プランを提案する総合職があり、技能職はエリア・事業により募集要項が異なる

「仕事の内容と比較して、報酬には不満がないように感じる。同業他社に勤めている知人と比べてもなんら遜色はない。業界全体としてみれば、平均給与が高くないのは一目瞭然。比較的、年功序列での賃金体系だとは思われる。その他、総合的な給与はやはり残業時間に左右されるのが現状」
(物流サービス/20代前半男性/年収252万円/2010年度)

「残業時間、勤務時間などは配属先で大きく異なる。基本的に査定は年に2回の上司との面談と個人目標の達成度、年に1度実施される業務コンテスト(試験)の結果次第となるが、賞与に関しての査定は組合員であればそれほど大きな格差は生じない」
(物流サービス/30代後半男性/年収577万円/2009年度)

4位:JAL(日本航空)(平均年収386万円)
――1951年設立の国内一歴史のある航空会社。2010年の経営破綻で従業員の給与は減少したが、業績の回復に合わせパイロットの給与アップや客室乗務員の契約社員制度廃止などを推進

「とても大事な時期だっただけに、労働条件はどんどん厳しいものとなっていった。しかし事業の規模は大きくやりがいを感じられる可能性はいくらでも感じることができた。今後どうなっていくか不明瞭な点も多いが、自分たち次第で今後は伸ばしていくしかない企業なので環境改善の兆しは見られる」
(物流サービス/20代後半男性/年収288万円/2009年度)

「福利厚生は充実している。社員割引搭乗制度などがある。健康診断などは女性疾病検査の補助など手厚い」
(パイロット・フライトアテンダント・航空管制官・その他空輸関連職/30代後半女性/年収544万円/2017年度)

5位:ヤマト運輸(平均年収347万円)
――大手の宅配便事業者。物流業界全体で再配達の多さ等が問題となり、労働環境改善のため2017年に27年ぶりに運賃値上げ。従業員の給与アップにつながることが期待される。

「やはり業界最大手というだけあって、ドライバーでも家族がいて正社員になれば年収は500万円以上いきます。しかし、扶養手当で月5万円ほど給料が違うので独身の方は給料は少なく感じるかもしれません」
(物流サービス/20代後半男性/年収500万円/2011年度)

「この業界では珍しくボ-ナスもちゃんと出ます!夏で査定次第ですが40万円ほど、冬で60万円です。ただ、それなりの給与と会社なので入社試験等は結構厳しいです」
(物流サービス/30代前半男性/年収584万円/2009年度)

<調査概要> 「物流系職種の年収が高い企業ランキング」
調査対象:『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に「物流系職種」のユーザーから給与明細投稿が10件以上ある企業
対象期間:2015年4月1日~2018年3月31日
回答者:キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員
※本ランキングの平均年収はユーザーから寄せられた情報をもとに算出しており、企業が発表している数値とは乖離がある場合があります

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