繊維・アパレル業界の年収ランキング2018

繊維・アパレル業界の年収ランキング2018

本ランキングは、「キャリコネ」のユーザーが投稿した情報をもとに、繊維・アパレル業界に属する平均年収*が高い企業をまとめたものです。

*本ランキングの平均年収とは、キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員が投稿した給与情報から算出したデータとなります。

【繊維・アパレル業界の年収ランキング】
※調査概要は下部に記載
1位:旭化成(平均年収686万円)
~5年連続ベースアップ。2018年は月2400円の賃金改善~


マテリアル、住宅、ヘルスケア領域などで事業を展開している「旭化成」。2018年3月期では通期売上高2兆円を超え、全事業で好調です。春季労使交渉(春闘)では、2018年も含め5年連続ベア実施。ユーザーからは、「給与制度はシステム化され不公平感の少ないものとなっている。基本給と能力給に分かれていて、能力給に関しては個人の実績が大きく反映され、この部分で頑張りが評価されていきます」(研究開発/40代後半男性/年収420万円)といった声も。

2位:東レ(平均年収597万円)
~炭素繊維で世界シェア圧倒的No.1~


医薬、電子情報材料なども手がける素材メーカーで、繊維業界最大手の「東レ」。オランダ企業を同社の過去最高額で買収するなど積極的にM&Aを行い、大幅売上高アップを目指しています。東レも2018年の春闘では1900円の賃上げ。学部卒程度の場合、初任給は22万300円(2017年4月実績)です。「仕事はキツイがそのぶん報酬はあるので、やりがいはあります。福利厚生も大企業でしっかりとしているため、不満はない」(代理店営業/30代前半男性/年収600万円)という口コミもあり、充実した福利厚生制度も高い評価を得ているようです。

3位:ファーストリテイリング(平均年収536万円)
~年2回+決算賞与で利益は社員に還元。実力主義の給与体系~


中核ブランドである「ユニクロ」のほか、「ジーユー」など複数の兄弟ブランドを展開しており、海外事業が好調な「ファーストリテイリング」。転勤のある社員の初任給は21万円。実力主義を謳っており、グローバル企業として高報酬を目指していくことを明言しています。口コミでは、「同業他社に比べると高いほうだと思います。1等級上がると年収100万円くらい上がります」(経理/30代後半男性/年収700万円)といった声が寄せられました。

4位:三陽商会(平均年収434万円)
~契約社員の正社員化制度など待遇改善に注力~


1943年に設立され、レインコート専業から総合アパレル企業に成長した歴史がある「三陽商会」。自社ブランドに加え、さまざまな海外ブランドとライセンス契約を結んで事業を展開し、販路開拓やEC商材拡充などを推進。自社商品購入の際の補助を手厚くする、1年以上勤務している契約社員を正社員化する制度を導入するなど、待遇改善を行っています。「同業他社に比して高いほうだと思います。同期入社でも、業務内容によって大きな差が出ます」(経営企画/30代後半男性/年収730万円)といった投稿も。

5位:青山商事(平均年収400万円)
~紳士服業界1位。ノルマなしで目標達成により月ごとのボーナスも~


「洋服の青山」などを展開し、紳士服専門店業界最大手の「青山商事」。総合リペアサービス等の拡大にも力を入れています。大卒・院卒の総合職の初任給は22万1720円(希望エリア外勤務の場合)。販売で個人目標・店舗目標を達成した場合はそれぞれ月ごとにボーナス(精励金)を支給。「残業代と売上精励とボーナスが大半を占める。社宅があるので、それを給料に換算すると100万円近く補助してもらっている計算になる」(販売促進/30代前半男性/年収550万円)などの声が寄せられていました。

6位:アダストリア(平均年収368万円)

「給与については、アパレルのなかではとても良いほうだと思う。特にボーナスはしっかり出ていたと思う。人事考課があり、それに応じて変動もあるが上司や店長会議でのすり合わせで評価が決まる」
(ショップスタッフ/20代前半女性/年収350万円)

7位:オンワード樫山(平均年収338万円)

「上を見ていると結構もらっている。課長になれば、1000万円程度だろうか」
(代理店営業/20代前半男性/年収200万円)

8位:パル(平均年収333万円)

「個人やお店の売上予算達成額に応じて毎月の給料にプラスされたり、ボーナスにプラスされたりするのでやりがいは感じました」
(ショップスタッフ/20代前半男性/年収300万円)

9位:ユナイテッドアローズ(平均年収307万円)

「一日の勤務時間は長く感じますが、休日数が多いため、月給は妥当だと感じます」
(ショップスタッフ/20代前半女性/年収350万円)

10位:ストライプインターナショナル(平均年収303万円)

「基本給は最終学歴ごとに異なり、大卒の場合は19万5000円でした。毎月手取りが18万円前後でした。給与は他社と比べても大卒入社の平均くらいは貰えると思います。賞与は、基本は給料の1か月分でした。店舗配属の場合、お店の売上と自己評価のシートの2つで判断されます(※)」
(ショップスタッフ/20代前半女性/年収220万円)
※2013年度に関する投稿

<調査概要> 「繊維・アパレル業界の年収ランキング」
調査対象:『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「繊維」「アパレル」「カジュアル衣料、ファストファッション」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に雇用形態が正社員のユーザーから給与明細投稿が20件以上寄せられた企業
対象期間:2013年4月1日~2018年3月31日
回答者:キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員
※本ランキングの平均年収はユーザーから寄せられた情報をもとに算出しており、企業が発表している数値とは乖離がある場合があります

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