40代が働きやすい企業ランキング2018

40代が働きやすい企業ランキング2018

働き盛りで、管理職に就く人も多い40代。この年代に支持されるのは、どのような企業なのでしょうか?

「キャリコネ」の40代のユーザーによる「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」の6項目の評価の平均点(総合評価)が高い企業をランキング化しました。

【40代が働きやすい企業ランキング】 
※調査概要は下部に記載
住宅ローンの返済や子どもの塾代・進学費用など、支出が増加しやすい40代。仕事では出世して責任ある業務を任され、年収が上がってくる人も多いでしょう。子育てがひと段落して本格的に仕事に打ち込む人も。個々のターニングポイントを迎えることが多い時期でもあります。

家族との生活に関係する「給与」「休日」といった項目と、自身の充実感・達成感に結び付く「やりがい」が高評価な企業が上位にランクインしました。「年功序列型」と「成果主義」の企業が混在しているのも特徴的。

コツコツ地道に働いて評価を得てきた人もいれば、自分なりの工夫で効率よく成果を上げてきた人もいるでしょう。トップ10入りした企業で働く40代の社員たちは、それぞれどんな点に満足しているのでしょうか? 採点項目別の評価とともに、40代のユーザーの口コミもご紹介します。

1位:リクルートホールディングス
 「自由で素晴らしい社風。上からの押し付け的な教育はなく、自分はどうしたい?という問いを常に求められる。お客様との関係のなかで自然に成長できる。事業ごとのコンセプト、ビジョンも明確。イベントも多く、他事業部とのつながりも充実」
(企画営業/40代前半男性/年収850万円/2013年度)

「私自身、在籍中に出産・育児を経験しているので、(仕事との両立に)問題はないと思います。産休・育児休暇もしっかり取れますし、希望により時間を短縮した勤務など臨機応変に対応可能です。上司の理解さえあれば、就業規則外の対応もありですし、自社のサービス・事業がそうであるようにライフイベントに対する考え方は柔軟です」
(制作ディレクター/40代前半女性/年収700万円/2012年度)

2位:日本マイクロソフト
 「外資系のなかで、年収のうち基本給の占める割合が高いが、インセンティブ制度も充実している。卓越した実績を出せば、非常に高い額のインセンティブを獲得することも可能である。また特定期間の売上により、さらなるインセンティブが設けられることもある。また、四半期、半期での社内表彰の制度もあるため、難易度としては高いが、所属組織、会社への貢献度が高ければ、表彰のみならず報奨金も与えられる」
(代理店営業/40代後半男性/年収1200万円/2015年度)

「年俸制なので残業という概念はありません。休日出勤も基本的にはありませんでした。自分の部署は海外とのやりとりが多い部署だったために遅い時間での電話会議がよくありましたが、自宅から参加できるので特に問題も感じませんでした。また、その場合も出勤・退社時間を調整できるので、無理な仕事のやり方をする必要が全くありませんでした。勤務時間も多少の波はありますが、自分でコントロール可能ですし、やらされている感じや変なプレッシャーは全くありませんでした」
(カスタマーサポート/40代前半男性/年収1000万円/2012年度)

3位:ソニー
 「裁量をもって働けたので特に不満はない。残業時間は月平均30時間前後でワークライフバランスは良好だった。忙しい時期だと多くせざるを得ないがノー残業デーに早めに帰宅してメリハリはつくれた。休日出勤が少なくしっかり休めた。また有給休暇も取得しやすかった」
(デジタル回路設計/40代前半男性/年収950万円/2010年度)

「みんなで頑張るムードがあり良かったです。有休は取りやすいです。子どもがいる方には最適な職場ですね。何でもできる風土で楽しかったです」
(営業企画/40代前半男性/年収1000万円/2011年度)

4位:ヤフー
「主体性のある人が評価されるため、風通しが良く意見を言える社風です。また、部署にもよりますが、若手に色々任せる傾向のため、年齢や経験に関係なくさまざま経験ができ、面白さややりがいを感じている社員は多いと思います」
(マーケティング/40代前半女性/年収600万円/2017年度)

「全社的に残業が少ないほど褒められます。私はここ3年ほどは、残業時間は月10時間程度です。開発系や財務系の部署は比較的残業が多いようですが、企画系の部署では炎上プロジェクトでも抱えない限り早く帰れます。スポーツや趣味、友人や家族と過ごす時間が持て、プライベートを充実させることができます」
(マーケティング/40代後半男性/年収950万円/2015年度)

5位:東芝
「同期のなかでも事業所配属、本社等、勤務先の状況により多少異なってくるが、年間を通じて考えれば総じて休暇は取得しやすく、かつ、取得する際にもそれ程の遠慮や気兼ねもなく自由に取ることができた。また、育児等、両立支援に関連する支援制度も充実しており、かつ、取得率も他社に勤務する友人から聞く話と比較しても良好と感じました」
(制御設計/40代前半男性/年収750万円/2011年度)

「主事補、主事、副参事、参事、上席参事……という階段があり、副参事までいけば世間一般と比較しても悪くない報酬が出る。大体30代後半から40代前半くらいで昇格する場合が多い。筆記試験やTOEICの点数で昇格の合否を決めたりすることがないので、日頃の頑張りが重要にはなるが、結構な割合の人が到達できる」
(機械設計/40代前半男性/年収1000万円/2016年度)

6位:NEC(日本電気)
 「国家プロジェクトの立ち上がりから体験したり、大企業の変革に立ち会えたりとNECだから味わえる仕事も多くある。既存の製品やサービスを市場へ提供する以外に、新たなサービスを作り出すこともできるので、そのような部署は活気があり、やりがいを持って仕事をしている」
(法人営業/40代前半男性/年収800万円/2017年度)

7位:日本ヒューレット・パッカード
 「働きやすい会社であるので、業界標準と比べて、勤続年数が長い人がとても多いと感じた。出世のためのコースは感じたことはない。元HP、元Compaq(※)ということで、片方だけが有利不利ということもなかった。出世しやすい人というタイプは決まっていないが、大手企業でマネジメントにつけるだけの資質を持ち、まともな人が多かったので、昇進・昇格については納得できるものだった」
(その他職種/40代前半女性/年収850万円/2010年度)
※日本ヒューレット・パッカードは、2002年にコンパックコンピュータ株式会社と合併

8位:ルネサスエレクトロニクス
 「(女性の働きやすさに関して)現在二児の母ですが、管理職を務めています。一回目(1年2か月)二回目(1年3か月)の産休、育休を取りましたが、管理職に昇格できています。同期のTOPと比べれば休んだぶんは遅れているかと思いますが、あとは自分の能力とチャンス次第です。他にも管理職を務めている方もいますので、目指すことは可能です」
(ハードウェア関連職/40代前半女性/年収750万円/2012年度)

9位:日立製作所
 「大企業だけあり、自分の仕事にやりがいを感じた。時間的な拘束も少ない。技術系としてはおそらく最高の環境に近いと思う。社員の勤労意欲も高く、モチベーションが高い人にとっては良い場所になると思う。大企業にありがちな秘密主義が思ったよりなくて成果発表などもかなり多くの機会が与えられる」
(研究開発/40代前半男性/年収1000万円/2011年度)

10位:パナソニック
 「研究に近い部門だったので比較的計画的に仕事を進められた。残業もそれほど多くなく、休日出勤もほとんどなかった。大きい組織なので、一人一人の裁量は限られていました。本社が大阪なので関西出身の社員が多いです。部門にもよりますが安定を求める場合は比較的よい環境だと思います」
(ソフトウェア関連職/40代後半男性/年収650万円/2016年度)

<調査概要> 「40代が働きやすい企業ランキング」
調査対象:『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に40代のユーザーから10件以上の評価が寄せられた企業
対象期間:2016年4月1日~2018年3月31日
回答者:キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員
採点項目:以下6項目の評価の平均点(総合評価)
「労働時間の満足度-残業や長時間労働がないか」
「仕事のやりがい-楽しいか、意義を感じるか」
「ストレス度の低さ-心身に疲弊感はないか」
「休日の満足度-休みがあるか、有休を取れるか」
「給与の満足度-金額は十分か、割に合うか」
「ホワイト度-ブラック企業でないかを総合判断」

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