管理部門の年収が高い企業ランキング2019

管理部門の年収が高い企業ランキング2019

本ランキングは、「キャリコネ」のユーザーが投稿した情報をもとに、職種「管理部門」の平均年収*が高い企業をまとめたものです。

企業経営に関する管理全般を担う「管理部門」。職種には人事、総務、経理、財務、法務などがあり、コーポレート部門、間接部門と呼ばれることもあります。企業の規模や業態によって業務内容や担当範囲が異なることもありますが、業界や業種に関係なく活躍しやすい分野と言えるでしょう。

法務、財務など専門知識や経験が必要とされるイメージがありますが、実際に管理部門で働く人の年収が高いのはどんな企業なのでしょうか?

*本ランキングの平均年収とは、キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員が投稿した給与情報から算出したデータとなります。

【管理部門の年収が高い企業ランキング】
※調査概要は下部に記載
1位:ブリヂストン(平均年収732万円)
――世界タイヤ業界のグローバル売り上げNO.1で、海外150か国以上でビジネス展開。管理職種では人事・労務、法務、広報、財務、ブランド戦略などがある

「管理職になれば、1000万円はもらえる。査定制度は個人の実績よりも部門評価と直結しているので、成果の出にくい部門にいるとなかなかプラス査定はつかない」
(財務/30代後半男性/年収600万円/2017年度)

 「良くも悪くも安定した給与だと思う。特に賞与は業績と直接連動するような給与体系をとっていないため、不況時でもある程度もらえるし、逆に過去最高益を記録してもそこまでもらえるわけでもない。なお、査定で高評価を得られればそれなりの追加賞与がもらえるため、全体として不満はない」
(管理関連職/20代後半男性/年収550万円/2015年度)

2位:EY新日本有限責任監査法人(平均年収680万円)
――4大監査法人のひとつ。監査・保証業務のほか各種アドバイザリー業務も。管理部門では人材開発、財務管理、品質管理など組織全体の運営を管理する業務を行う

「(年収に関して)とても満足。(福利厚生に関して)それなりに充実しています。カフェテリアプランで年間3万円まで使用でき、旅行や健康グッズ、スポーツクラブなどに利用できます」
(その他人事・総務・法務関連職/40代前半女性/年収685万円/2016年度)

「福利厚生には基本期待できないと考えたほうがよく、退職金の水準も低い。そのぶん基本給に含まれている、という建付けだろうと思う」
(その他事務(財務・会計・経理)/40代前半男性/年収920万円/2017年度)

3位:本田技研工業(平均年収670万円)
――二輪、四輪から航空機、ロボット技術などの分野でモノづくりを実践するグローバルメーカー。人事は大企業だけに仕事の幅が広い。組織全体の業務改革を推進するIT部門も

「独身の間は独身寮があり、安い値段で住むことができるため可処分所得は高いと思われる。ただし、自己都合で独身寮を出てマンションを借りる場合は補助が手薄い。会社都合で転勤扱いの場合は非常に手厚い補助が出て、都内でも安く住むことができる」
(経理/20代前半男性/年収500万円/2017年度)

 「ホンダという会社はいい意味でも悪い意味でも平等主義・共同体意識の高い職場であり、総合職・一般職というくくりがなく、報酬面でも同世代では大きな差がつかないような制度設計となっている。また、査定制度については360度評価ではなく、上司からの一方通行の評価となる」
(会計/30代前半男性/年収650万円/2009年度)

4位:トヨタ自動車(平均年収656万円)
――国内自動車販売台数1位、世界でも圧倒的存在感を持つ大手自動車メーカー。総務・人事・法務に加え、経理、経営企画、調達など採用の幅は広い

「報酬については、メーカーとしてはトップクラスの報酬をもらえているかと思います。査定は直属の上司の判断になるため、配属先がどこになるか次第で運によるところがあります。ベアも毎年あるので昇給のスピードも早い」 
(経理/30代前半男性/年収860万円/2017年度)

 「もともとのベースが高く、さらに昇給によって自分が必要とする報酬額に達することになると思います。報酬額に関して不満があると言っていた人は、まわりをみても特にいませんでした。査定方法についても、自分は特に不満はありませんでした」
(法務/30代後半男性/年収400万円/2010年度)

5位:パナソニック(平均年収645万円)
――家電、住宅、車載等の領域で生産、販売、サービスを行い、グローバルに事業展開する総合エレクトロニクスメーカー。人事、経理、法務に加え、製品開発が多いため知的財産の採用も

 「入社直後から若いうちは比較的順調に年収が上がっていきます。ある一定のところで、年収がさらに上がる人とそうでない人に分かれるように感じます。人により非常に残業時間が長くなる人もいるので、そういった人は残業手当としてかなりの額がプラスされます。全体的には給与の待遇は良いほうだと思います」
(人事/20代後半男性/年収550万円/2012年度)

「大卒で7年目を目処に最初のランクアップの機会が選抜によって実施され、昇進すると大きく上がる。近年では毎年のように賞与条件が改編され、事業部の業績や個人の実績に重点を置くような仕掛けに移行している」 
(購買・資材/30代前半男性/年収620万円/2015年度)

6位:日立製作所(平均年収639万円)

「総合職はS0(役員)~S8までの等級がついている。大卒は基本入社3年目でS7になり、その時点の基本給は23万円程度。そこから昇給は等級が上がるまで年3000~5000円程度。等級が上がると3万円ほど上がるので、大卒6年目でS6になれば基本給は27万円程度。それに残業代と各種手当がつく。査定は半期に一度の面談で行われ、それによってボーナスの金額が若干上下する」 
(経理/20代後半男性/年収600万円/2011年度)

7位:東芝(平均年収632万円)

「現在の報酬に対しては、不満はなくやっています。やはり金融系の方々に比べて安いかなぁと思うことはありますが、仕事の性質や量等々を考えると妥当なものではないかと考えます。査定に関しては、しっかりと自分の仕事に見合った評価がなされていると思うので、不満はありません」 
(財務/30代前半男性/500万円/2010年度)

8位:NEC(日本電気)(平均年収631万円)

「給与面では半期毎に上司との面談があり、その場での自己達成アピールが評価に加えられるので、成果を出せば出しただけ報われる感じだと思います」 
(管理関連職/40代前半男性/年収550万円/2012年度)

9位:日産自動車(平均年収606万円)

「若い時は正直に言ってきついと思います。ただ、マネージャーになれば、額ははんぱなく上がるので、いかに若いうちは耐えられるかが勝負になると思う。総じていえば、皆いい人だと思うし、労働環境としては決して悪くはなく、おすすめの職場と言える」
(経理/20代後半男性/年収399万円/2010年度)

10位:富士通(平均年収573万円)

「他の電機メーカーと比べてもそれほど大きな差があるわけではないので、報酬としては平均的ではある。激務な環境よりはほどほどにという人には向いているかもしれない」
(財務/20代後半男性/年収550万円/2011年度) 

<調査概要> 「管理部門の年収が高い企業ランキング」
調査対象:『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に職種「管理部門」のユーザーから給与明細投稿が10件以上寄せられた企業
対象期間:2015年4月1日~2018年3月31日
回答者:キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員
※本ランキングの平均年収はユーザーから寄せられた情報をもとに算出しており、企業が発表している数値とは乖離がある場合があります

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