職種研究社内SE

DODAの平均年収ランキング2017によると、IT戦略・システム企画担当（社内SE）の年収は平均584万円です。年代別では、20代が408万円、30代が542万円、40代が681万円、50代が756万円という結果でした。SE・プログラマの平均年収433万円に比べても高水準と言えるでしょう。[1]

[1]パーソルキャリア株式会社「DODA平均年収ランキング2017　職種別」（DODA) https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/ （2018年3月11日アクセス）

社内SEの年収傾向

開発SEは技術力や実績が年収に反映されるケースが多いですが、社内SEは企業規模や給与水準、仕事内容などによって年収が決まるケースが多いようです。外資系はほかの業界に比べ給与水準が高いため、社内SEの給与水準も高めの傾向にあります。

ただし、業務量と給与のバランスも重要でしょう。金融・保険業界は年収水準が高いですが、仕事量が多い場合もあります。また、利益や顧客信用に関わるシステムでトラブルが起きた際には、強いプレッシャーがかかることもあるでしょう。

口コミから見る社内SEの年収（キャリコネ平均）

キャリコネに寄せられた社内SEの平均年収は515万円となっています。全体平均と比較すると＋67万円となっており、比較的年収は高い傾向にあります。

社内SEの平均年収が高い企業

キャリコネに寄せられた口コミの中で社内SEの年収が高い企業です。

客先常駐型のSEの場合は勤務先が変わることも多く、クライアントの社内で働くことになります。それに対して社内SEは、自社に腰を据えて業務に取り組めることや、エンドユーザー（社員）との距離が近いことが大きなメリットです。

不満の声があがることやトラブル対応に追われることもありますが、すぐにフィードバックを得られ、直接感謝される場面もあるでしょう。やりがいや達成感を感じやすい職種と言えます。

口コミから見る社内SEの総合評価（キャリコネ平均）

口コミから見る社内SEの平均残業時間（キャリコネ平均）

キャリコネに寄せられた社内SEの1か月の平均残業時間は、27.2時間で、全体と比較すると-5.1時間です。全体として残業時間は短い傾向にあります。

社内SEが楽って本当

一般的には社外SEに比較して残業時間は少ない傾向にあります。特に開発を外部へ委託する場合は、楽に感じることが多いでしょう。ただ、担当する業務内容にとって忙しさは大きく異なります。例えば、自社でシステム開発まで行う場合は激務になることもあるでしょう。

また、何かトラブルがあれば些細なことでも残業になり、休日に呼び出されることもあり得ます。IT関連の「何でも屋」のような位置づけになり、気軽に多くの業務を求められがちな面もあるようです。

社内SEの総合評価が高い企業

キャリコネに寄せられた口コミの中で社内SEの総合評価が高い企業です。