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住友化学株式会社 長所・短所の口コミ一覧
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長所・短所の口コミ
会社・仕事の良い点・問題点・改善点業績・将来性に問題を感じる。
ディーゼルフィルター、抗がん剤、高分子有機ELと近年の大型投資はことごとく失敗しているが、それなりの利益を確保し続けているのは大きな謎。偏光板の復活やメチオニンの再起など、どこかが悪くなればどこかが助けてくれるのは、経営が上手なのかもしれない（神風が吹いただけかもしれない）。
最近は非常に積極的にDXに乗り出し、口先のパフォーマンスではなく、既存工場の自動化など中身のあるデジタル化ができている点は将来性がある。一方で、新規事業の成長は昔からM&A頼みで、自社で開発する能力は皆無と言って過言ではない。研究開発費はたくさん使っているのに、収益化できない点は大幅にマイナス。
研究開発に関してはフィロソフィーや一貫性がなく、後発で流行り物に飛びついては失敗し、すぐに尻尾巻いて撤退するも、失敗の反省をすることなく次に飛びつくので同じ失敗を繰り返している。将来性を信じて継続して投資する、または市場が拡大するタイミングで機敏に大型投資をする、といった勝てる投資ができないのはそういう社風だからとしか言いようがない。リスクを取れるような人間は社風に合わず、意思決定できるような立場に出世しないので。
今後5年程度は、既存事業の合理化とM&Aによる事業規模拡大が成長を牽引し、研究開発と減損処理が足を引っ張って、トータルではわずかながら成長していくのではないかと思うが、社員や投資家からするともどかしい。